多摩川の浚渫を早く!再び国土交通省京浜河川事務所へ要請
7月13日、今年も日本列島を襲う甚大な豪雨被害が連日報じられているなか、昨年10月の台風19号の時のような水害を繰り返さないために、多摩川の土砂堆積の浚渫を早く行って欲しいという要請を、3月26日(3月28日ブログに既報)に引き続き京浜河川事務所に行いました。3月26日に空からレーザー光線をかけて土砂の堆積の高さを計測すると答えがあったので、その結果も聞きたいと思い畑野きみえ衆議院議員と県会、市会議員、地元住民などとともに行きました。
3月26日の要請の後、5月中旬から6月中旬にかけて多摩川の浚渫は平瀬川との合流部と三沢川の合流部のみ行われました。しかし、土砂の堆積全体から見れば一部でこの浚渫で流量がどうなるのかわかりません。すぐ近くの二子排水樋管のゲートまで土砂の堆積が広がっています。その範囲まで土砂の撤去をして欲しいという要請を、5月下旬には畑野事務所から京浜河川事務所にしてもらっていますが、京浜河川事務所は川崎市から樋門の前の土砂を撤去したいという申請が出たからそれに許可したというだけで何も行っていません。
川崎市下水道局は6月に入ってすぐに、二子排水樋門のまえの土砂が堆積していて樋管から排出される水の流出が阻害されているとして、部分的な土砂の撤去を行いましたが、多摩川本流までは届きません(6月7日ブログに既報)。小堀市議と6月6日見に行き確認してきましたが、排水された水が土砂に遮られて澱んだままでした。市として、管理権限は国ですからそれ以上はできないのかと思いました。
そのことも話しました。京浜河川事務所は、「川崎市の専用区域なら川崎市の責任」で、市の管理する範囲は市が撤去したと言いますが、市の範囲はどこかの問いに明確な答えはなかったです。
3月26日に「レーザーを使って堆積の高さを測り、その数値に基づき急いで掘削しなければならないところを特定し、そこから行うので緊急性のあるところは見逃すことはない」と言われていた点についての問いに、まだ終わっていないので終わり次第、どこの川床が危ないか解析して、これから掘削場所を決めるという回答に、えー! 少なくても出水期に入る前には調査をすべきですし、その回答から3ヶ月半経っているのにまた同じやりとりでした。
急ぎ行いその結果を畑野事務所に提出してもらうことになりました。ただ連日の降雨で水かさが上がっているこの時期に土砂の堆積状況の数値を正しくはじき出すことができるのかと思わざるを得ません。梅雨が明けた時点ですぐに計測を求め、その結果、台風シーズン前までに浚渫を求めたいものです。