神奈川県立保健福祉大学ヘルスイノベーションスクール開設記念式典
2019年5月30日
公立大学法人神奈川県立保健福祉大学が川崎区殿町の国際戦略拠点「キングスカイフロント」のエリア内に、大学院「ヘルスイノベーション研究科」を設置、5月29日その開設記念式典が行われました。これまでこの情報に触れていなかったので、案内をいただき、どういう内容なのかと思い出席しました。
「ヘルスイノベーション研究科」で目指すのは、「人生100歳時代」の新たな健康観として神奈川県が打ち出す「未病」を支える社会システムを作る人材を育成すること。地域および産業界との連携に重きをおき、研究成果の社会実相に注力していくと言います。
「ヘルスイノベーション研究科」が歓迎するのは、みずからの専門領域に固執せず、新しい領域や物事を面白がれる人。これまでの延長線上にはない考え方・手法で新しい価値を生み出し、保健・医療・福祉領域の課題を解決する、ある意味“とんでもない人材”の登場を待望しているとのあいさつでした。
とんでもない人材とは?とここで思考が止まってしまいました。
そして、世界の高齢化問題を解決する 新たな学問の第1人者となろう という言葉が続きます。
入学定員は15人。教員は研究科長、教授12人、講師が4人、助教授1人という体制です。
高齢化などによって生じる諸課題の解決に貢献出来る人材を輩出するということですが、日本の優れた国民皆保険制度の中で、ここで学び研鑽された医療の技術などの進歩がすべての高齢者に等しく保障され、貢献出来ることが第1義的にあってほしいものです。