5月16日厚生常任委員会で初質疑、グランドデザイン第3期実施計画(素案)について
黒岩知事は3期目を迎え、今後4年間の実施計画(グランドデザイン)の策定作業を進めています。
福祉子ども未来局、健康医療局に関わる以下の部分の素案が示され、内容について質疑する厚生常任委員会が開かれました。
グランドデザインの重点施策は柱1から柱Ⅴまでありますが、厚生委員会の担当は
柱1 「健康長寿」の中に①未病、②医療、③高齢者、④障がい児・者
柱Ⅳ 「ひとのチカラ」の中に、①男女共同参画、②子ども青少年、③学び・教育、
④文化芸術、⑤スポーツ、⑥雇用 の部分です。
これだけ分野が多く、質疑したいことはたくさんあるのですが、一人10分程度の質疑ということで、ウーン!と悩んだ結果、医療人材・確保 と高齢者施策について質問しました。
全国からみた神奈川県の医師数の状況について、人口10万人あたりの医師の人数と順位について、特に確保に課題がある診療科を伺いました。
丁々発止しながら解答を急ぎメモするので多少不正確なところがあるかもしれませんが、医師総数は全国平均240人、神奈川県は204人で全国39位、外科医は全国46位、産科・産婦人科医は40位、小児科医32位と大変医師の数が低いということがわかりました。
全国的にも神奈川の医師数が少ないことに驚きました。確保対策は急務です。
担当課長は、県内の医科大学や付属病院と連携し、神奈川県地域医療支援センターの運営などを通じた医師の確保・定着に取り組むとともに、自治医科大学や医師修学資金を活用した医師の地域偏在の解消や、医療従事者の勤務環境に改善に取り組むと答えました。
医師及び看護師の確保は、地域に根ざした医療の充実、在宅医療の広がり、介護と医療の緊密な連携など、どの取り組みを取ってもますます重要になってくるので、確保対策の充実を要望しました。
特養ホームの直近の待機者は2018年4月時点で14,815人に対し、高齢者保健福祉計画の整備数は、今後今年度から3年間に3100床です。ちいきで在宅で介護を受けるのか、それとも施設入所を望むのか、それぞれ選択が出来ることが必要です。そのための基盤整備がさらに必要と要望しました。