新婦人のつどいと高津西後援会の夕べで、県政報告
11月28日土曜日の午後と夜、二つのつどいで県政報告をさせていただきました。
新婦人の集いでは参加者が、今考えていることをひとことずつ話しながら自己紹介。介護の仕事をしている方は、利用者のお宅を訪問する際、感染させてはいけないし、感染してもいけないと非常に気をつけている。自分が感染して訪問できなくなったらその人の介護は誰が行うのか心配。
保育士をしている方からは、保育園の職員も一斉に定期的な検査を実施してもらえれば、安心して仕事ができると介護現場と保育現場からの訴えです。本当にそうです。よくわかります。
病院事務をしている方からは発熱外来を要請されてつくったが補助金があるけれども大きな赤字。現場は必死で頑張っているのに国、県、市が支援する政策をもっと打ち出してほしいなど切実な話がたくさん出ました。
また、先日テレビで北九州市が検査を徹底して増やした結果、新規陽性者がグッと減ってきたという成功例が紹介されていたのを見たという方からの発言がありました。他にも複数の方が見たと言っていましたが、ドライブスルー方式の検査を取り入れ、一人でも陽性者が出たら全員検査をする方針をやり続けた。患者が減ってきたときも、検査を減らすことなくその方針でやり続けた。その結果、経済も戻ってきつつあると言っていた。川崎でも県でも是非やってほしいとの意見があり、活発な話し合いになりました。
私からは議会で取り組んでいる新型コロナ対策の報告をしました。県の感染状況、重症者やクラスターも増えていること、検査の実施状況、医療体制などを話し、県が感染拡大を止めるために緊急対策が必要と考えているので、第3波対策の緊急申し入れを30日に県議団として行うことを話しました(30日付けのブログ)。この間、調査をしたことも話しました。
感染者が出た施設での濃厚接触者以外の集中検査の実施状況
病院や高齢者施設、学校、保育園などで感染者が出た場合、濃厚接触者以外の検査を集中して行っている施設は7月から9月までが17施設、1565人でした。10月から11月21日までに22ヶ所、1588人に実施。合計40施設3153人に行なったことがわかりました。
一斉検査に取り組む自治体が増えてきている事も話しました。
世田谷区、千代田区を始め最近、江戸川区では、集団感染や重要化リスクの高い施設で働く職員約2万2千人を対象に「施設巡回PCR検査」を実施しているとのことです。高齢者、障害者のデーサービスや訪問介護、入所施設(1472カ所12600人)、幼稚園、保育園、小中学校(364カ所、約9100人)の職員を対象に。区の独自事業として費用は区の負担。バスが1800施設を巡回し検査を実施。来年の3月まで。各施設で1回実施。唾液検査キットを送り自分で採取するとのことです。
神戸市(政令市で初めて)―特養ホームや介護付き有料老人ホームなどの職員を対象に。全額公費で。クラスターの発生防止、高齢者らの感染により重症病床が不足する事態を防ぐことを目的に。3〜4ヶ月に1度の定期的検査。施設の申し込み制で220施設のうち、希望する125施設の約6000人が受ける予定とのことです。
夜の「高津西後援会の夕べ」では、
蜜対策を取りながら行いました。岡山大学名誉教授の小松泰信さんの「共産党入党宣言」のDVD視聴、ペロ中島さんのギター漫談に続き、国政比例候補の沼上徳光さん、石田、宗田市会議員の話と続きました。
私はコロナ対策の話、県議会で少人数学級の拡大を求める意見書が全会一致で可決したこと。その後、県教育長が文科省に行き要請してきたと報告があったこと。
平瀬川の新井台橋から殿下橋間1、1キロメートル区間のうち、750メートル区間の護岸工事について、昨年、2020年度に向けて行なった予算要望の話をしました。
(要望)
1級河川平瀬川の新井台橋から殿下橋間1、1キロメートル区間のうち750メートル区間の護岸について、川崎市が現在単独事業として耐震化など改築・更新工事を行なっている。この改築・更新工事を「県の「多摩川水系平瀬川・平瀬川支川河川整備計画」に盛り込み、川崎市と一緒に補助金事業にすることを国に要望すること。平瀬川の管理権限を有する県として予算化を図り、住民の早期推進の要望に応えること。
(回答)
平瀬川は昭和初期から普通河川として川崎市が管理し、1級河川の指定を受けた昭和45年度からは、河川法の規定に基づく県と市の協議により市が河川改修工事などを行なっています。県はこの河川の管理権限を持つ立場ですので、今後の河川整備の目標や内容を定めた「多摩川水系平瀬川・平瀬川支川河川整備計画」を策定しています。
川崎市からは、現在行なっている河川工事についても整備計画に位置付けてほしいと相談を受けていますので、その工事内容などをよく伺い、まずは国とも相談しながら検討してまいります。