日本共産党
前神奈川県議会議員

石田 和子

いしだ かずこ
くらしと平和 希望ある未来へ
石田 和子
ブログ

第42回関東ろう者大会inかながわ に参加しました

2019年9月22日

9月15日(日)、関東ろう連盟主催の第42回関東ろう者大会が横浜市西公会堂で開催され、大山奈々子議員、上野達也議員とともに参加しました。大会は14日から開催されていて、私達は第1部の式典に参加しました。関東から会場いっぱいの参加者でした。

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大会は、プログラムに沿って進行されましたが、大会宣言が、立派で胸打つものがあり、一部ですが紹介させていただきます。

大会宣言は、初めにこう述べています。

新しい「令和」の時代を迎えました。30年続いた「平成」は、障害者の取り巻く環境が大きく変化した時代でした。特に「障害者権利条約」によって、障害者主体の理念や社会モデルに基づいた制度が新たにつくられました。そして、障害のある人もない人もともに暮らすことのできる「共生社会」を目指して、新たな1歩を踏み出そうとしています。

私たち聴覚障害者に関しても、平成元年に手話通訳士試験がスタートしてから30年。意思疎通支援事業が市町村に展開され、必要な時に手話通訳が利用できる社会になりました。また、障害を理由に資格取得が制限された欠格条項は、私たちの署名運動によって撤廃され職業の選択肢が増えました。現在は、聴覚障害議員が地方政治で活躍されるなど、いろいろな形で聴覚障害者の社会参加が広がっています。

そして、中段は・・・

気象庁の緊急記者会見に手話通訳がつくなど、リアルタイムに情報が得られるようになりましたが、私たちがめざすべきところは、「手話言語法(仮称)」の制定です。加盟団体が一致団結して、一刻も早く実現するよう国に推し進めて参ります。

一方、「障害者雇用率水増し偽装」や「旧優生保護法」による強制不妊手術などを受けた障害者の訴訟など、障害者に対する差別、偏見が社会の中に潜在しています。全日本ろうあ連盟の強制不妊手術に関する実態調査で公表されなかった方々が多くいるのも事実です。関東ろう連盟は加盟団体とともに強制不妊手術を受けた方々の掘り起こしを進め、彼らの尊厳を取り戻すための支援を努めてまいります。

そして最後に、こう結んでいます。

今年、神奈川県聴覚障害者連盟が法人格を取得し、関東地区のすべての加盟団体が法人格を持つことになりました。これを機会に加盟団体との連携を強くし、関東地区のろう運動を活発にしていきます。新しい元号「令和」はデフリンピックの日本招致、電話リレーサービスのインフラ化など私たちにとって明るい話題を象徴する時代になるものと確信しています。これらが実現できるよう関東地区が一体となって「差別のないみらい」の実現を目指して運動を邁進していくことをここに宣言します。

これまでの運動の歩み、思い、そして、これから「差別のないみらい」を目指して運動を進めますと結ばれ、大会宣言を通して学ぶこと多く勉強になりました。

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