“台風19号襲来”多摩川との合流付近の平瀬川、諏訪・北見方・下野毛地域の浸水被害増大
12日の午前中から、避難所開設は何時から?18時頃には「平瀬川が危なくなっている!」「まだ避難していない高齢者に声かけて歩いている」「22時過ぎに見に行ったら1階屋根まで水没していた!」 北見方の住民からも「マンションの1階が浸水した!」などと住民の方から電話が入りました。手分けして消防署と道路公園センターに連絡しましたが、どちらもすでに被災地に出払っていて手いっぱいの状態でした。各地の被害が心配です。
夜遅くに早朝集合の連絡を取り合いました。
13日朝7時すぎに小堀市議と地域のメンバー4人でまずは平瀬川へ。1階屋根にゴミが残っていることから3メートルくらいの浸水だったことがわかります。1夜明けて、まだ一帯の家が1.5メートルくらいはつかったまま。まだボートで救助されている方々がいました。かすみ堤で被災された知り合いの方々と会え無事を確認しました。みなさん早めに避難されていたとのこと。「ともかく水が引かないとどうしようもない」と被災された方々は、「10年くらい前にも浸水したけどこんなの初めて」と胸くらいの水位に包囲された家を見守っています。「水をなんとか早く引かせられないのか」の声に行政にポンプは出ないのかと連絡すると「昨日、最後までポンプアップ頑張っていたが、危険が差し迫り避難。ポンプが2台壊れた。今、台数増やすために手を打っている。ただ、多摩川の水位が下がらないと難しいー」とのこと。
北見方2丁目、諏訪2丁目地域に入ると道路、側溝を覆う泥が20センチほど溜まっていました。長靴で電話をくれた方のマンションに向かう途中で、「側溝がすでに詰まっているから溜まった泥をどうにかしてほしい。乾けば粉塵になって不衛生。住民だけではどうしようもない」の声が寄せられ行政に伝えると、土木事業者の皆さんに災害時復旧をお願いする「特設作業隊」に北見方、諏訪方面に出動してもらうようお願いしたとの事。どの家々も水に浸かってしまった家具などを外に運び出し、水で家の中、玄関を流していました。大変な作業です。90歳台の一人暮らしの女性宅がどうしているのだろうと気になって訪問すると一人で途方に暮れていました。一緒に訪問した男性がお手伝いすることに。もひとり手伝いに来てとお願いするとすぐに行きますと。あとで聞くと娘さんご夫婦が駆けつけられたのでお昼ごろに帰ってきたと言っていました。地下に水が大量に溜まっているという相談も寄せられ、電話で行政に依頼しました。道路公園センターも手一杯で必死に対応しています。この日、台風の来る前日に浸水が過去にあった地域のゴム集積場に土嚢をもっとたくさんおいてほしいという要求もだされました。
畑野衆議院議員と平瀬川で合流し、再びかすみ堤へ。まだ水は引いておらず、心配した大勢の方々が見守っていました。朝、会えなかったみなさんにも会うことができました。報道陣もまだ大勢残っていました。少しだけ水が引いたと2階に取り残されていた男性が息子さんとホット安堵していました。「家の中を見にきてください」と水が引き始めた家の方に声をかけて頂きました。冷蔵庫やら家具、家電、生活用品が重なり合うように散乱。凄まじいことになっていました。女性の一人暮らしです。写真の了解を得て撮らせて頂きました。ボランティアの方々が入り始めていました。千葉から台風15号に被災された方が親が心配で来ましたという方もいました。災害ごみどうするのか、消毒はどうするのか、住めなくなったので行っとき市営住宅に入れないかなどさまざまな声が寄せられ、15時頃に帰宅してから災害ゴミは宮前環境事務所に電話、今日も回収始めたが、明日以降総動員で順次まわって行きますとの事。消毒は、本日の災害本部会議で議題に上っている。大掛かりなので体制などを協議しているとの事。決まった時にはみなさん心配しているので周知をよろしくとお願いしました。市営住宅はまちづくり局の市営住宅管理課で受付が14日から始まると聞いて、電話番号をお伝えしました。申し込んだ方にあとでお聞きすると、ペットがいるからダメと言われたとがっかりしていました。避難所にもペットがいるから行くのをやめて知人宅に避難したという方が何人もいて、ペットを連れていかれる避難所があるといいのだがという要求も出されました。
最後は、下野毛地域も被災しているとの情報で、県営住宅まで行き、話を聞いてきました。下野毛地域には明日伺うことにしました。
夕方に避難所開設状況を高津区役所危機管理室に聞くと、15時現在で西高津中27人、東高津中19人、スポーツセンター7人との事でした。
畑野君枝さんから川崎市が災害救助法の対象になったとの連絡をいただきました。
明日も小堀市議と地域の人たちと諏訪公園で合流することにしました。