初めての県政報告会
19日、初めての県政報告会を行いました。当初参加者が少ないのではと心配しましたが、当日は資料が足りなくなるほど満席でした。これまで高津区を始め、川崎北部地域では党の県会議員がいなかったので、みなさんから県政が遠いと言われてきました。しかし、県議会に行ってみて、県議会がとても大切だということがよくわかりました。報告会を通して、県政が身近だと思ってもらえるようにしていきたいと思っています。宮前区、多摩区からも参加して頂きましたし、保育士の仲間だった4人も参加してくれ嬉しかったです。
50分の時間をいただいたので、時間配分をして臨みました。
① 台風19号の被災地の実態と早急な検証と原因究明を行い抜本的な浸水対策と予算化を求めたい。県は市と連携して取り組むことが重要と考える。被災者の早急な生活再建が求められます。共産党は被災者生活再建支援法について、国に対象者の拡大と支援金の増額を求めています。同時に、京都府などいくつかの県は被災者再建生活支援法に県の独自上乗せを行なっている。神奈川県でも必要と考える。災害救助法の住宅応急制度について実態にあった運用と申請受付の延長が必要と考えるなどを話ししました。
② 平瀬川護岸工事について、住民の皆さんから、一級河川なのになぜ、国と県の補助がないのかとの質問を受け8月初旬に県土整備局河川課に問い合わせ、河川法の内容を聞き取り住民に伝えました。8月10日、21日に住民の皆さんと現地視察、8月27日に国土交通省に補助メニューについての要望を行なったこと、9月19日一般質問で取り上げたことなどをお話ししました。住民とともに、国、県、市が連携した取り組みを行うことで住民要望を前に進める一歩となったことを報告しました。
③ 黒岩知事の県政姿勢の特徴と県議団の取り組みについて報告しました。
・横浜市長のカジノ誘致発言に対する知事の姿勢について、代表質問の質問と答弁
・「愛知トリエンナーレ2019」をめぐる知事の記者会見における発言内容と、県議団として抗議と撤回を求める申し入れを行なったこと
・米海軍横須賀基地でのオスプレイの展示計画に抗議し、展示計画と県内飛来の中止を米海軍に要請することを求める申し入れを行なったこと
・神奈川県は沖縄に次いで米軍の基地が多い県であり、日米地位協定の見直しが必要。県議団の視察で沖縄県に視察に行ってきたこと、宜野湾市で普天間飛行場のすぐ近くの緑が丘保育園に訪問。米軍の飛行機から落下物が屋根に落下、一つ間違えば大惨事になルところだったことから、保護者の皆さんが、子どもの命を守るために、米軍機は協定に違反して保育園の上空を飛んでいることに抗議し、保育園の上空を飛ばないことを国に要請したDVDを見せて頂きその内容と感じたことを話しました。亡くなった翁長前県知事さんの訴えから全国知事会は日米地位協定の見直しを求めており、その会長が黒岩知事であることを紹介、沖縄県としてドイツやイタリアなどに現地調査を行い、他国地位協定調査についての取り組みを聞いてきたことなどを報告しました。
④ 第3回定例会の前半議会に君嶋県議が行った代表質問と石田が行った一般質問の内容について
⑤ 神奈川県議会の運営についてなどを報告しました。
時間通りに話すことができ、あとは質疑応答を行いました。県営住宅の老朽化の対する地域要望が出されました。また、県議会でも国会で行われている野党共闘の動きはどうなのか、台風19号の原因究明と抜本対策をとってほしいこと、平瀬川護岸対策への取り組についてなどの発言がありました。アンケートに、県政の話がわかりやすかった。またやってほしいなどと書いてくださる方が多く、ホッとしました。少なくても年に2回は開かせていただきたいと思っています。