日本共産党
前神奈川県議会議員

石田 和子

いしだ かずこ
くらしと平和 希望ある未来へ
石田 和子
ブログ

台風19号から3ヶ月、元の生活に程遠い実態が

2020年1月13日

あの台風19号から3ヶ月経過、天井の上まで浸水し、家の骨組みは残っているものの全壊と判定された70代後半のSさんは緊急に燐区の市営住宅に入居しました。12月初めころに電話した時には必要なら改修してやると声をかけてくれた大工さんにお願いしてみようか迷っているとのことでした。区役所から生活再建支援法の知らせが届いていないとのことで、区役所に行かれるようお伝えしました。

そして3ヶ月経ちその後の様子が気になり電話しました。

自立しているお子さん達と相談し、家に戻るのをやめたとの事。改修してもまた浸水するかもしれないからという事です。そして全壊の場合の支援金は最大300万円ですが、最初の100万円は貰えるけれど、りフォームしないで、民間アパートに移る場合はプラス25万円出るのみで市営住宅の場合はゼロとの事です。頭金にもならない。これから半年間の入居が終わる4月半ばまでの間に住む所を探さなければなりません。市営住宅の申込について心配されていました。家や家財道具など、財産を失って100万円では厳しい。住む場所を探さなければならないのも大変です。市営住宅の緊急入居の期間の延長、市営住宅の申込を前倒し実施、申込回数を2回から3回に増やし実施するなどが求められると思います。

また別の方は、お母さんと二人で近くに仮住まいしていますが、80代の病気を持っているお母さんは、修理して元の家に戻りたいと言われているけれど、直してもまたいつ被災するかもわからない。今度あんな浸水したら母親を助けられないと。まだ見積もりの相談もしきれていないとの事。時々泣けてしまうとの事。

他にも、この台風の被害にあって、心配な方々の顔が浮かびます。

被災した方々の暮らしはまだまだ元の生活に戻っていないのが実態ですし、先がまだ見えていないのです。

生活再建の支援の充実と合わせて、根本的な治水対策、浸水対策が早急に求められています。国は軍事費を削って防災対策の予算拡充を!県も市も住民の命最優先の政治を!つくっていきましょう。

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