〈県6月補正予算案〉分娩前のPCR検査、児童虐待やDV等に対する相談体制の強化
県の6月補正予算案に盛り込まれた上記の内容を報告します。希望する妊婦さんのPCR検査については助産師さんたちが署名活動を行い多くの皆さんが厚労省にも要望をしてきました。私たちにも要望が寄せられて、共産党県議団の知事への要望書に盛り込んで参りました。休業自粛が出た中で、DV被害や児童虐待の増加が心配されました。私たちは人権男女参画課とも懇談しコロナ対策にジェンダーの視点を盛り込むことを要望しました(4/8ブログ)
○新型コロナウイルス流行下における妊産婦総合対策事業
① 不安を抱える妊婦への分娩前のPCR検査の補正予算案について
不安を抱える妊婦がかかりつけ産婦人科医と相談し、本人が希望する場合に、分娩前にPCR検査を受けるための費用を補助するとして設けられました。
実施主体:都道府県、指定都市、中核市、保健所設置市
補助率:10/10
補助単価は18、000円(1回を限度)
② 感染した妊産婦に対する寄り添い型支援
新型コロナウイルスに感染した妊産婦に対し、退院後、助産師や保健師などが、定期的な自宅への訪問や電話などで寄り添った支援を実施する。
実施主体:都道府県、指定都市、中核市、保健所設置市
補助率:10/10
予算額:①と②で 1億8200万円余
③ 新型コロナウイルス感染症妊産婦電話相談運営費として299万円余
新型コロナ感染症の流行下における妊産婦の不安解消を図るため、妊産婦を対象とした専用の相談窓口を設置する事業です
○児童虐待やDVなどに対する相談体制の強化などに2700万円
①SNSを利用した児童虐待防止相談について、
「かながわ子ども家庭110番相談LINE」事業です。
対象地域を県内全域に拡大する予算として2168万円余。
7月から横浜市、川崎市、相模原市、横須賀市にお住いの方にも拡大する
月曜日から金曜日まで9時から17時まで
土曜日は9時から20時までに拡大。2回線。外部委託し心理職、福祉職などがあたる
②配偶者等暴力対策事業費
外出自粛や経済状況の悪化による失業などで増加が懸念されるDV被害を早期に発見し、支援につなげる目的で、SNSを利用した相談窓口についての周知を強化する事業として532万円余.
[かながわDV相談LINE]県のホームぺージから
県内の女性の方を対象に、配偶者や恋人からのDV・デートDVについての相談を無料でお受けします。殴る・蹴る・暴言を吐く、生活費を渡さない、交友関係を監視するなど、様々な暴力に関する悩みを相談できます。小さな悩みでも大丈夫です。ご相談は匿名でも可能。秘密はじゃならず守ります。
相談時間 毎週 火曜日・木曜日・金曜日・土曜日の16時から21時まで