妊婦さんのPCR検査への補助がようやく始まる運びになりそうです
国の第2次補正を受けて、県においても、希望する妊婦さんのPCR検査を含む6月補正予算が7月10日議決されていました。いつから始まるのかの問い合わせをこの間受けてきましたので、その都度、どうなっているのかの問い合わせを担当課にしてきました。
国が示した当初の補助単価が1件18000円です。この単価ではなかなか医療機関との調整が困難でしたが、国が唾液による検査を認めたことで、当初の単価より安価にできるようになり、また、唾液による検体の採取は簡便にできることから、調整が進み始めていると言うのが最近の聞き取りでした。
議決してから2ヶ月が経ち、保健所設置市のある市で、この予算案が提案されたとの話を聞き、早速、県の担当課に聞いたところ、クリニックから返事をいただき契約ができたら事業を開始するところまできていると言うことがわかりました。
保健所設置市の横浜市、川崎市、相模原市、横須賀市、藤沢市、茅ヶ崎市の6市は国から直轄で予算が下りてくるそうです。また、そのほかの自治体はそれぞれ県がまとめるそうです。
当初の聞き取りの時に、妊婦さんが遠くまで検査にいくのはリスクが高いので、かかりつけ医で検査が受けられるようにしてほしいと要望しましたが、その方向性で調整しているとのことです。
6月補正の際の制度設計は、不安を抱える妊婦がかかりつけ産婦人科医と相談し、本人が希望する場合に、分娩前にPCR検査を受けるための費用を補助するとしています。
また、PCR検査への補助と同時に、新型コロナウイルスに感染した妊産婦に対し、退院後、助産師や保健師などが定期的な自宅への訪問や電話などで寄り添った支援を実施する事業を行うとして、合わせて1億8200万円計上されています。
行政が寄り添い型の支援を行うことは大切なことです。
コロナ禍の中で不安や心配があると思いますが、新しい命を出産する一人ひとりが安心して出産に臨めますように。