「つどいで語り合うコロナと台風」
新型コロナウイルスの感染が広がる中、また、台風シーズンを目前にして、各地域の党と後援会がつどいを開催し、新型コロナ対策、水害対策などについて、県政報告の機会をつくってくれました。小堀市議も出席し市政の報告も行いました。出席していただいた皆さんからたくさんのご意見をいただきました。
会場の入り口で体温を測り手指消毒液も用意して、密対策も取りながらのつどいです。久しぶりにお会いする方、初めて参加してくださった方など、やはり直接お会いしてお話しできることは嬉しいことですし私も励まされました。
昨年の台風に被災した方々や溝口からも参加した久地・宇奈根後援会では、これまで国交省や京浜河川事務所に畑野君枝衆議院議員と一緒に要請に行ったことなども報告致しました。
8月に東久地橋の桁下に国が暫定的に大型土嚢を積み上げましたが、実は最初は、川崎市が予算を組んでやろうとしていましたが、7月に入って急遽、国がやることになりました。国の管理地ですから本来は国がやるべきでしたので、今後の対策含めよかったです。土嚢はあくまで暫定的であり、現在、川崎市は平瀬川の堤防嵩上げなどについて、県と連携し、国交省京浜河川事務所などと合流点処理について協議を行っていると私から報告しました。
引き続き、国会と県会、市会が連携して取り組んでいきます。
小河内ダムは台風が来る時は早めに放流する対策をとってほしい!多摩川の溜まっている土砂を浚渫してほしい。一度浚渫をしたが、また元どおりになっていますよとの指摘がありました。台風襲来の日、避難所に行ったが、避難所は人が一杯で夜には帰ってきたが、どうすればいいのかの質問がありました。小堀市議が翌日川崎市に伝え、市は基本的に断らずに受け入れるとの考えをその方に伝えました。
基本的にはコロナ対策も必要になることから、県は県立高校などの施設を地元の自治体から要請があれば協議するとしており、この間、川崎市から、県立多摩高校と県立向の岡工業高校について、風水害時の緊急避難場所として県に要請が出ていることも話しました。
諏訪、北見方、下野毛地域の多摩川後援会では、市はこれまで住民説明会でも、議会への答弁でも、ゲートを全開にした昨年の台風時の処置は、操作手順通りで問題はなかったとことさら強調していましたが、今回、多摩川の水が排水樋管に逆流した場合はゲートを閉めるよう操作手順を改めたと報告しました。
避難所では外国人の方、他の地域の方も気持ちよく受け入れることが大切。ポンプ車を各樋管に設置するが間に合うのか。民間の大きな建物があるが、地域住民の避難場所に協力してくれるといいと思うとの意見がありました。水害の時は基本、垂直避難が必要なので、私たちは高層マンションなどの間に行政が入って協力を要請することを提案していると話しました。また、国はホテルなども避難場所として確保すると良いと言っているが、個人で確保すると言うのならお金がないといけない。格差を持ち込まれるのは疑問だの意見がありました。
今、守るべきは“いのち”
どちらの会場でも新型コロナウイルス感染症についても報告し、質問を受けました。PCR検査のこと、病院の受け入れ態勢のことなどが話題になりました。
そして新型ウイルスの発生も、台風被害の激甚化・頻発化も、毎年夏の猛暑がひどくなっていることも、根っこは同じと思う。人間が無秩序に森林を伐採し、地球温暖化で熱帯雨林が縮小したことで野生動物の生息域が縮小。人と野生動物の接触機会が増えたことで新たな感染症を人間社会に引き込んでいると多くの専門家が警告していると述べました。
自らの利潤のためには自然環境を破壊してはばからない資本主義の社会。このままいくと自然からのシッペ返しを人間は受けることになるのでは。引続き防災対策に取組み、コロナを契機にケアに手厚い社会、削減されてきた医療、社会保障を充実、自然再生エネルギーに転換などを目指し、みなさんとともに頑張りたいと締めさせていただきました。たくさんのご意見をいただき、有意義なつどいになりました。参加してくださった皆さん、ありがとうございました。