1/6重症者の病床使用率95.79%に。
2020年の神奈川県の大晦日の新規感染者は過去最多の588人を記録しました。新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかからないなか、今年はどんな年になるのかという緊張する新年を迎えました。そして1月5日には622人とまた過去最多を更新。1月6日は過去2番目に多い591人です。亡くなった方は12月31日、276人から1月6日は296人と20人も増えました。
1月6日の重症患者のすぐに使える即応病床はあと4床に!
重症患者は12月31日が74人から1月6日は91人に、6日間で17人も増えました。即応病床が95床なのであと4床しか空いていません。病床利用率はなんと95.7%です。1月6日の中等症・軽症者は636人で、即応病床は776床なので空床は140床。病床利用率は81、96%です。病床は限界に近づいています。医療崩壊の危機に瀕していると思います。
知事は5日、緊急性の低い手術や入院を延期するよう新型コロナの入院患者を受け入れる医療機関に対し、医師が不急と判断した入院・手術を1ヶ月程度延期を要請しました。
第1波の時にも不急の手術や検査を先に伸ばし、コロナの対応にあたっていただきました。
その結果、大きな減収になりました。強い要望が寄せられたにも関わらず、政府は医療機関への減収補填に背を向けてきました。また、医療従事者は、第1波の時から約10ヶ月に渡りこれまで経験したことがないような職場環境の中で、絶えず緊張を強いられる状況の中働いてきました。さらにいまだに先行きが見えないのです。
今、懸命に奮闘している医療従事者を政治が全面的に急いで支えるべきです。医療機関に直ちに減収補填に踏み切り、全ての医療従事者に特別手当の支給を行うことを政府に求めます。
病床があまりにも逼迫するもとでは、新たな感染者を極力抑える、そのための対策必要です。しかし、国がそれだけ言っていてはあまりにも無策としか言いようがありません。大きな減収で限界に近い医療機関へのいますぐ抜本的な支援を行うべきです。医療従事者に感謝すると言葉で言うだけでなく、また1回限りの慰労金だけで済ませるのではなく、特別手当も支給するなど医療従事者に頑張ってもらうよう国の姿勢をしっかり示すべきです。そうした対策をしっかり打ってこそ、ベッドの拡大が可能になるのだと思います。