日本共産党
前神奈川県議会議員

石田 和子

いしだ かずこ
くらしと平和 希望ある未来へ
石田 和子
ブログ

神奈川リハビリテーションセンターの医師の確保はされたか 【厚生常任委員会】

2021年3月9日

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3月2日、健康医療局と福祉子ども未来局の事業報告の後、両局合同の質疑が行われました。この日の私の質問時間はおおむね10分間です。

2日の私の質問は①「神奈川リハビリテーションセンターにおける必要な医療の提供について」  ②「精神障がい手帳2級の方の医療費も重度障害者医療費助成制度の対象に」 を取り上げました。

欠員の神奈川リハビリテーションセンターの医師は確保されたか

私は2020年第1回定例会の予算委員会において神奈川リハビリテーションセンターの医師不足の問題を質問しました(2020年3月23日ブログで既報)が、常勤の医師が減少したことに伴い平成29年度から内科の入院者の受け入れが大幅に減少。腎臓内科の専門医が平成30年2月に退職したことから人工透析の実施が困難に。脊髄損傷病棟では医師の減少に伴い、特に全身状態が重い器官切開した障害のある患者さんについては近年、受け入れられない場合が生じている状態であるとの答弁でした。医師の確保を強く求めました。

1年経過しましたが、こうした事態について、改善されたのか現状を伺う。

答弁

→内科医について、昨年5月に一人確保し2名体制になった。4月からもう一人確保し、3名体制になる。 人工透析は、まだ実施されていない。昨年7月に耳鼻科医師を確保したので気管切開の患者5名の入院を受け入れた。

② その際の答弁で、「人材の確保や定着に向け、事業団職員の処遇改善の取り組

み支援を行う」と答弁がありました。どのように取り組んだのか。また、今後どのような取り組みを行うのかうかがう。指定管理料が25億5千余万円ですが、欠員医師の確保など人材確保の予算がしっかり盛り込まれているかうかがう

答弁

→医師の処遇改善に必要な資金貸付のスキームを作ったが実際は活用されていない。人員確保の指定管理料になっている

屋内訓練棟改修工事費が1億6千余万円計上されています。工事の内容とスケジュールを具体的に伺う

答弁

→屋上防水、床の張替え、鉄骨の塗装、照明をLED化する。7月頃から始め年度末には完了の予定とのことです。

要望

神奈川リハビリテーションセンターは高次脳機能障害に対する高度なリハ

ビリテ―ション医療、重度重複を伴う脳血管疾患、合併症を抱える障害者にたいする医療など、民間では対応が困難な医療や福祉サービスの提供に機能を重点化し、これまでも多くの診療科による総合的な診療を行い、脊髄損傷など障害特性から生じる合併症治療や障害特性を踏まえた一般医療を提供しており、リハビリ以外の医療についても、その重要性があるところです。内科医師と耳鼻咽喉科医師は確保されたが、透析治療は今だにされていない。医師確保に全力で取り組んでほしい。と要望しました。

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