日本共産党
前神奈川県議会議員

石田 和子

いしだ かずこ
くらしと平和 希望ある未来へ
石田 和子
ブログ

コンビナート上空を低飛行による〈被害〉現地調査に参加

2021年5月2日

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4月27日午後3時少し過ぎより、川崎区の殿町第2公園で「羽田増便による低空飛行ルートに反対する川崎区民の会」主催の「低空飛行による〈被害〉現地調査」があり君嶋県議と参加しました。片柳市議、石川市議、渡辺市議も参加。住民は20人ほどが参加しました。

次々と危険な実態が語られましたが、まず3時10分に小型機が、続けて11分に大型機が、14分、17分と次々と大きな騒音で飛び立っていき、その都度、話は中断を余儀無くされます。1分おき、2〜3分おきに大きな騒音で飛び立ちます。

2020年1月から始まった新飛行ルート。羽田増便に伴って臨海部の石油コンビナート上空を低空飛行する新ルートです。川崎臨海部コンビナートの真上で航空機や落下物事故などが起きたら大惨事に直結します。南風時に羽田空港B滑走路から飛び立った航空機は、すぐに「臨海部石油コンビナートの上空へ。世界の中で離陸直後に、石油コンビナート上空を通るような危険な飛行ルートの空港は他にありません。

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羽田新ルートで羽田空港を飛び立った航空機は「生態系保持空間」に指定する多摩川を横切ります。飛行機にとって大変危険は「バードストライク」=鳥との衝突のリスクが高く、その後コンビナート上空を飛行することになり、落下物や墜落事故の危険性はさらに高くなります。

今年2月の米国デンバー初のユナイテッド航空でエンジン火災が発生し、デンバー空港周辺の住宅地に、複数のエンジン部品が落下、直径3メートルもある部品が住宅の庭先に落下した写真が紹介されました。

住宅地の上空では、さらに大音響に聞こえ、飛行ルートの下には保育園が7箇所もあり、園長先生は「園児が怖がって困る」と語っていること。また「この街で賛成する人は一人もいない。いざ墜落や落下事故の時に防災計画がないなんてありえない」と怒りをにじませていました。

最後に片柳市議が市議会で、君嶋県議が県議会で質問したこと、渡辺市議は隣の幸区で知らない人が多い、知らせていかなくてはいけないと思ったなどの発言があり、中止させるまでがんばろーで閉会となりました。

私はこのところ足の調子が良くなくて、後半は立っているのが辛くなりベンチに座りながら参加しましたが、事故があれば大惨事になり、多くの人命が脅かされる新飛行ルートがなぜ許されるのか!人命よりも経済最優先はありえません。

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