久地駅の橋上駅舎の早期実現、久地踏切を賢い踏切への署名をJR東日本横浜支社長と川崎市長へ届ける
久地駅の橋上駅舎の早期実現を
久地駅の橋上駅舎については2010年に川崎市が南武線アクセス向上方策として示しました。私が市議会議員の時に2017年3月及び2018年12月議会で早期整備を質問しました。「駅舎の位置や自由通路の幅員などに関する検討の深度化を図っている」との答弁でした。
その後2022年6月、私と小堀祥子市議、野末明美県政対策委員長と一緒に現在の取り組み状況を聞いたところ、まちづくり局交通政策室の課長はまだ相当の時間がかかる見通しと答え、進展していないことがわかり、このままでは10年先、それ以上かかってしまう。住民が津田山駅のように早く橋上駅舎にしてほしいと願っている。市がやると計画を策定したのにこのまま何もしないで待つわけにはいかないと思いました。
久地踏切を賢い踏切に
小堀しょうこ市議は久地踏切のラッシュ時間帯の遮断時間を調査、昨年6月17日は1時間あたり43分、20日は49分だったと指摘し、6月議会において、久地踏切は開かずの踏切ではないかと質問。当局は「令和4年度の最新のJRの調査によると43分であり、開かずの踏切と認識している」と初めて認めました。
賢い踏切にすべきと求めましたがJRは計画していないと答弁しました。
そこで、住民の有志で「久地駅と久地踏切の改善を求める会」を立ち上げ、署名活動を始めました。会には、久地4丁目に住んでいて、家族全員が久地踏切を渡って通勤通学している野末明美さんも参加。野末明美さんは4年近く前から、毎朝、久地踏切を渡る久地小学校の児童生徒の安全見守り活動を行なっていて、この要求はかねてから、地域住民から強い要望が寄せられていてなんとかしたいと思っていました。会の方々が久地駅で署名を呼びかけたり、利用者が多い地域に全戸配布を行って、ポストを3箇所設置場所をお願いし、そこに投函を呼びかけるなど、工夫した取り組みが行われ、私も聞いていて感心しました。
署名は3000筆以上になったと聞きました。
3月20日、JR横浜支社に署名を提出
3月20日には7人でJR横浜支社長あての署名3324筆を提出しました。参加者が一言づつ意見、要望を述べました。JR側からは川崎市と協議しているが内容はまだお伝えできないとのことでした。また、賢い踏切もダイヤの関係などで難しいが検討はするとのことでした。
3月22日、川崎市長あてに署名を提出
3月22日は、5人で川崎市長あてに署名3308筆を提出。懇談しました。
参加者から、久地小の通学路になっていて、学校に遅刻する。会社や職場に遅刻する。遮断機をくぐって渡る人もいて危険であり、また子どもたちがルール違反を見て、真似をしたら危険。事故を目の当たりに見て衝撃を受けた。高齢者、子どもたちが特に危険。
橋上駅舎の取り組みがどのようになっているのか市政だよりに載せて欲しいなどの要望をしました。
行政からは、橋上駅舎の課題はなかなか解決策がなくて進展していない。久地踏切の方は、JRがダイヤを変えるシュミレーションを行なって効果が見込めるかどうかの検討をすると言っている。との回答がありました。
大山街道踏切内に安心して歩行できる幅員の確保の取り組みどうなっているかを聞く
最後に、大山街道踏切の歩道の確保について、どのようになっているかを聞き取りました。川崎市からも小堀市議の質問の後、JR側に話しに行っている。安全対策として何ができるか考えると聞いているとのこと。
アンダーパスの計画があるが課題が多く進んでいない。なんの対策も取られないまま、この危険な状態が長期化していると改めて指摘。また、国交省は2017年に「踏切道改良促進法」の改正に基づき、大山街道踏切を「改良すべき踏切道」に指定し、当面の対策や踏切道の周辺対策などを検討することとされていると指摘し、JRと詰めて欲しいと要望しました。
川崎市とJRは人命優先に考えるべきで、安全対策を取るよう、しっかりJRと協議してほしいと求めました。