ネットカフェ休業で住む場所失う人たちの受け入れ 県立武道館で
非常事態宣言を受け、ネットカフェが休業対象に!を聞いて、住まいを失う方々がどうなってしまうのか、非常に気がかりでした。
県は県立武道館で受け入れることにしたとの報告があり、ここでの受け入れが、一人一人の要求や実態に沿った対応と、その後の生活の安心につながっていく方向性が図られようにという思いがあって、17日に武道館に伺いました。
期間は非常事態宣言が終わる5月6日まで、畳敷きの広い武道場に、ダンボール素材の柱4本にカーテンが貼られ、簡易ベッドが中に設置されていて、となりとの間隔も十分取られ、プライバシーは配慮されていました。簡易ベッドは防災備蓄から搬入したとのことです。
暖かいシャワーは毎日使えるとのこと。食事の提供はなく、それぞれ買ってきたりするそうです。あとで、給湯器や電子レンジはあるのか気になりました。
毎朝検温し感染者が出ないようとり組んでいるとのことです。
一番気になっていた今後の住まいの確保や生活の方向性をどう支援するのかということについては、生活援護課が15日から入っているとのこと。この日、二人のワーカーさんがお一人の方と話されていました。一人一人の要求に沿った対応を是非お願いしたいものです。少なくても住まいの確保にしっかり繋いで欲しいと思います。
くらし安全防災局とスポーツ局から職員が4人ずつ、24時間体制をとっているとのことです。職員は非常事態宣言を受けてフル回転の部署が多く、体調に気をつけてくださいと言って、武道館を後にしました。
コロナウイルス問題で住まいを失った人たちの住まいの確保については、自治体によって、様々な支援を始めています。
神戸市は15日、コロナウイルス問題の影響で解雇や休職、勤務日数減による収入減で社宅や寮、賃貸住宅からの待機を余儀なくされた人を対象に市営住宅を1年間提供するとのことです。家賃は最低水準の月2万円から4万程度で100戸提供するのだそうです。
兵庫県も、解雇・離職で住宅を失った人向けに県営住宅を300戸提供されるそうです。
神奈川県もそうした支援策が必要と思います。