今こそ憲法を生かす政治を! コロナ禍で迎えた今年の憲法記念日
73回目の今年の憲法記念日は新型コロナウイルス感染拡大が、命と健康を脅かし、経済にも深刻な影響を与えるというかつてない大変厳しい状況の中で迎えました。
今、医師や看護師さんなど、新型コロナ感染症とたたかう最前線の人たちは、自分が感染するリスクを背負いながら命がけで働いています。医療崩壊が始まっている実態が報道されるたびに、ここに光を、ここにもっと財政支援を、医療スタッフの増員を、医療器機と防護具を増やして!と思います。
観光業も製造業も建設業も飲食店もあらゆる業種といっていいほど打撃はあまりにも大きい。中小業者の皆さんは廃業や倒産、労働者は失業の危機に追い込まれています。
「今日の売り上げが明日の生活費。その売り上げが激減している」休業要請と一体の補償を!求める声は広がり続けています。
今、「文化の灯を消すな」とイベント自粛で大打撃を受けた多くの文化・芸術関係者が政府への要請行動を始めました。
アルバイト収入が減り、学費が払えなくなった学生たちの「一律学費半額を求めるアクション」の運動が大きく広がっています。声を上げることで政治を変える時です。
今、政治に求められるのは、人間の安全を最優先にした政治実現です。憲法の掲げる理念を、今こそ活かすことがもとめられています。憲法9条は、戦争放棄・戦力不保持を規定。
憲法25条は国民の生存圏を保障するとともに「国は、すべての生活部門において、社会福祉、社会保障、および公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない」と定めています。
ローマ教皇は、今年4月、復活祭のメッセージで、コロナ危機の広がりを受けて「今は武器を製造し、取引するときではありません」「そのために費やされる莫大な資産は、人々を癒し、命を救うために使われるべきです」と呼びかけたと言います。
安倍政権が秋田・山口両県に配備を狙っている陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」は総額1兆円の可能性がある超高額兵器です。
軍事費削ってコロナ対策へ!
憲法生かして命とくらし最優先の政治が今こそ求められていると思います。