2008,11,15, Saturday
● 無年金でも、均等割り39、800円(年額)が徴収されるひどい制度
先日、80代後半のお姉さんが、少ない年金から無年金の弟さんの後期高齢者医療保険料4400円と介護保険料2000円を払っている方にお会いしました。
厚労省はさすがに、10月から条件を設けて後期高齢者医療保険料の均等割りの8.5割軽減を設定しましたが、この方は適応されていなかったのです。
区役所に問い合わせると「税が未申告だとこの額になる」とのこと、確認すると、「毎年申告していたが、役所から申告しなくてよいというハガキが届いたので申告していない」とのこと。区役所は「縦割り行政なので・・こういう方々に簡易申告書を送付しますので、記入して届出すれば軽減します」とのことでした。
ちなみに弟さんは介護度2で入浴サービスだけ受けているとのこと、ヘルパーサービスなどもうけたいけれども、利用料のやりくりができないとのことでした。「弟の介護をしている自分の体も、お金のやりくりももう限界です・・」と言われていました。この方の場合、介護保険料も軽減されることがわかりましたが、80代後半の方がひとりで区役所に行き申請を行なうのは大変な苦労です。私がご一緒しましたが困難な方には区の職員が訪問する体制が必要と思います。
桝添厚労大臣が書いた「後期高齢者を乗せて走る『うばすて山いきバス』」の説明イラスト、ひどいですね。大臣が自ら認めるこの制度のひどさ、やっぱり廃止しかありません。
【問い合わせ・高津区役所・861-3113】
後期高齢者医療保険料の軽減について【窓口・保険年金課】
介護保険料の減額について【窓口・高齢者支援課】