2008,09,30, Tuesday
決算審査特別委員会の質問報告―その1 08年9月29日
災害による浸水や土砂崩れなどが起こると夜中でもいち早く現場に駆けつけて住民の命と安全を守るため、身を挺して応急復旧活動を担っていただいているのが地元の建設土木の業者さんです。住民が安全に生活するために欠かせない建設センターの公共工事について早期発注・平準化を!資材高騰から資材単価の毎月見直しを!求めて質問しました。
9.30写真は総行動市役所前・昼休◆公共事行前倒発中を!
早期発注・平準化を!
地域密着の道路事業や河川事業などの予算が停滞するなか、工事発注が第一四半期(4・5・6月)には数件しかない実態について07年度の事業執行計画、執行件数、契約件数等を質問しました。
●第1四半期の実態は・・・〈目標は高いが実際に契約にいたる件数が少ない〉
建設センターは第1四半期に年間総件数の48%の設計を完了させる計画をたてましたが、工事の設計書を完了させた件数は、高津の建設センターでは16件で総件数の約24%です。そのうち実際に契約にいたった件数は、全市で77件、総件数の約15%、(高津区は16件のうち9件、約14%)とさらに低くなっているのが実態で、特に4月は1件、5月は2件のみでした。
●財政局長は・・・「効率化で迅速化を」
設計完了から契約にいたるまでの短縮化ができないかを財政局長に質問しました。財政局長は「見積もり期間は法律に定められているので短縮はできないが、その前の段階の事務手続きは可能な限り効率化を図り迅速化に努める(要旨)」と答弁しました。
● 建設局長は・・・「業務が集中する年度末だが努力したい」
さらに建設センターで作成する設計書を前年度末の2・3月に作成すべきと建設局長に質問しました。
建設局長は「2,3月は工事の年度内完成に向けた設計変更や完成検査を受ける準備等業務が集中する中、次年度発注工事の4月契約に向けた設計を完成する必要があり、新たな設計単価に入れ替わる場合の再調整などが生じるが、4月早期発注に向け努力したい(要旨)」と答弁しました。
私は各建設センターが、事業の第1四半期の執行目標計画をたかく掲げているのだから、目標を本気にやり遂げ早期発注を行なうために効率化だけでなく、必要な人員増もすべきと要望しました。
原材料、資材高騰に応じて資材単価を毎月更新すべき!
原材料、資材が毎月のように高騰しているため、業者のみなさんが施行計画書を作り、実際に着工するときには資材がすごい値上げになっており実勢価格で積算を!と悲鳴があがっています。資材単価の毎月更新を求めました。
●建設局長は>「県、横浜市と共同で毎年4、7、10、1月と3ヶ月ごとに資材単価の改定をおこなってきたが、価格高騰の著しい鋼材や油脂類を対象として本年度は5,6,8,9月に臨時改定を実施した。
また工期内に主要な工事材料の価格に著しい変動が生じた場合、請負金額を変更できることを定めた「単品スライド条約」について鋼材類と燃料油を対象として6月23日から施行した。今後、国の動向を見据え、対象品目の拡大等について検討していきたい(要旨)」と答弁しました。
●最後に安全なまちづくりのために予算の拡大も強く要望しました。