このまちレポート

5月11日共産党市議団は市立聾学校、陽光ホーム、めいぼう を視察しました

2009年5月14日

2009,05,14, Thursday

川崎市立聾学校は幼児・児童・生徒の特徴や発達段階に即して聴覚障害のあるお子さんの専門教育を行っています。
校長先生から国の特別支援教育の推進の動きとそれに伴い川崎市が検討している再編整備計画案と経過、聾学校の現状と養護学校の現状について、聾学校の行っている実践等について説明をしていただき、校内と授業の様子をみせていただきました。

小グループの授業が丁寧にされていました。お子さんひとりひとりのきこえの状況等により授業がされているとのことでした。

乳幼児教室、幼稚部、小学部、中学部、高等部があり 「育てたい4つの力」として、

①自分の感じたこと、思ったことをさまざまな手段や方法を使って表現し、伝え合う力=コミュニケーション力

②学力

③自己決定力

④社会自立力を掲げているとのことです。

一人ひとりのお子さんの支援、専門教育の実践が熱心におこなわれているのを見せていただき、現在検討中の再編整備計画はどうあるべきか、一番大切にされなければならないのはなんだろうかを考えていきたいと思いました。

08年度は08年3月に発表された「川崎市リハビリテーション福祉・医療センター再編整備基本計画」にもとづく議案が市議会に次々だされました。昭和45年開設の老朽化がはげしく劣悪な居住環境であった知的授産施設・陽光園(公営)を廃止、新設するグループホーム・陽光ホーム(指定管理)と、身体授産施設・明望園(公営)を自立支援法に移行し「障害者支援施設めいぼう」(公営)にそれぞれ生活の場を移すことが決められました。

私達は何度か現地を視察し、何よりも入所者の要望を大切に、人権や生活を守ることが大事という立場で家族の会の意見などもお聞きしながら議論してきました。4月から新しい環境で生活が始まっていますが、どんな様子か、議会の議論のなかで私たちが意見・要望したことに対し、健康福祉局長が答弁したことが担保されているのか、グループホーム陽光ホームと「めいぼう」を視察しました。

陽光ホームは、すでに廃墟になっていた職員寮を改築しましたが、外装も内装もきれいに改装されていました。内容について、陽光園(施設入所)からはじめてグループホームで生活をされている方がたの生活や、本市としてグループホームの指定管理方式は初めてですが施設長さんから運営についてなどお話を聞いてきました。また陽光園から明望園に転居された方がたの状況や支援について、自立支援法に移行しての状況を「めいぼう」の施設長さんからお話を聞いてきました。新たに始まったばかりで課題もある中だと思いますが、そのなかで、がんばっておられました。

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