2008,01,20, Sunday
昨年の12月市議会で、35年間続いてきた川崎市老人医療費助成制度を、今年3月末で廃止することがきまりました。自民・公明・民主・ネットの賛成で、廃止条例案が可決されたのです。
「財政難のなか、持続可能な制度にするために、公平性の点からこの制度を廃止したい」とこれが廃止の理由でした。市長が強調する公平性とは、若年者が窓口3割負担だから、高齢者の1割負担は不公平だということでした。
はねかえそうゆがんだ公平論
でもそれはおかしい話で、ゆがんだ公平論ではないでしょうか。誰でも、年齢(とし)を重ね、いつかは高齢者になって、医療費も年齢相応にかかるのです。現役時代と比べ収入も体も変化するのですから、1割負担を守ることこそ、本当の公平性だと思うのです。
これまで、公平性の名の下に、どれだけの福祉や医療の助成制度がけづられてきたことでしょうか。
いっぽうで大規模・拠点開発優先のムダずかいは不問に付したままです。
高齢者が大切にされ、子育てもしやすい川崎にするため、みなさんと力を合わせ、私は今年も自転車で元気に走り回りたいと思っています。是非、ご意見をおよせください。