このまちレポート

核兵器廃絶のための「第13回高津区原爆展」をみました

2010年9月4日

今年も高津区役所で8月30日から9月3日まで原爆展が行われており、9月2日にやっと行く時間がとれてみてきました。
今年で第13回目ということです。主催は原水爆禁止高津区協議会です。
今年は5月にニューヨークで開催された核不拡散条約再検討会議に、高津区原水協からもお二人が参加され、その写真も展示されていました。

今回の原爆展には、高津区がうんだ偉大な芸術家岡本太郎の「明日の神話」〈渋谷駅展示〉のレプリカが展示されていました。この絵は原爆が炸裂し骨まで燃え尽き強烈な破壊力を持つ凶悪な姿を表現し、悲劇に負けないことを表現しているとのことです。 

    今年の広島の平和式典に初めて参加された国連事務総長バンギムンさんのことばが絵手紙風にどなたかがかかれたのが展示されていました。 
  
原爆が落とされた広島で、当時のことを思い出して被爆者の方がかいた絵も写真と並んで展示されていました。地獄のような状況が描かれ、何度みても核兵器の恐ろしさを実感します。核兵器の使用は一瞬にして無数の命を奪い、世代を超えて人々を苦しめます。21世紀の今も2万6千発の核兵器が世界の平和と安全を脅かしています。「核兵器のない世界を」この声を大きく上げていかなくてはならないと思います。
CIMG0762事務総長CIMG0764被爆者CIMG0765軍人 

高津区原水協のみなさんは毎月「6・9行動」といって広島と長崎に原爆が落とされたことを忘れない、再び悲劇を繰り返さないと言う願いをこめて6と9のつく日に、溝の口駅のデッキで核廃絶の署名活動を行い、それを国連に届けています。人口の1割を目標に集めた署名はなんと1万6千余筆に及ぶとのことです。地道で粘り強い活動に頭が下がります。

CIMG0763高津CIMG0766高津原水協