9月27日の決算審査特別委員会で質問した報告その2です。
当初、今年度末までにエレベーター設置を完了するとしていた津田山駅ですが、ホームの横断勾配を直す大規模な改修が必要になったことからエレベーター設置の完了が2011年度以降になるという通知が川崎市に届いてから9ヶ月経ちました。
その通知を受けて、私はエレベーターの早期設置などを求めて署名活動をされた住民のみなさんと、今年の2月2日JR東日本横浜支社に説明を聞きに行きました。JRは「現在、ホーム全体の横断勾配を直す複数案を今年度末までの契約で専門会社に委託している」「その中から対策を決めるが対策が決まらないと大規模改修期間が決められない」ということでした。これらのことは議会報告「このまちとともに№77」で報告しました
多くの方々から、いつになったらエレベーターがつくのか。早く設置してほしいという声がたくさんよせられています。その後のJRの取り組みがどうなっているのか。大規模改修の対策が決まったかどうか。津田山駅のバリアフリー化についてJRはどう考えているのか、また川崎市として、どう考え取り組むのか、まちづくり局長に質問しました。
[JR東日本]横断勾配改善の方向性を今年度中に決定し、ホーム改修を具体化した上で早期にエレベーター設置を行いたい
▲まちづくり局長は、
「JR東日本から、ホームの横断勾配等を改善する計画について、昨年度調査を実施し検討してきたが、当初想定していた以上に地盤が軟弱であることから、引き続き検討を継続しており、今年度中に方向性を決定する予定である。ホーム改修を具体化した上で、早期にエレベーター設置等のバリアフリー化を行いたいとの考えを伺っている」
「川崎市としても、JR東日本とも調整を図り、エレベーター設置を含めたバリアフリー化への取り組みを促進してまいりたい」と答えました。
また川崎市は今年の3月に、溝の口駅以北の片側改札の5駅について、南武線の踏切遮断時間が長く不便であり、多くの人と車が接近し特に児童にとって危険であることから、安全性の確保、地域分断の改善のための対策を明らかにしました。
そのなかで、津田山駅については「エレベーター付き弧線橋を設置する」方向性を示しましたが、霊園側の人達は弧線橋を2本渡らないとホームに降りられないことになり、距離が2倍になる。他の4駅のように橋上駅舎化をぜひ検討してほしいという要望があることを伝え、検討を要望しました。