四季折々の円筒分水の風景に癒されている私にとって、全国円筒分水サミットの開催は昨年からの楽しみでした。
このことを思いつき、準備を重ねてこられた方々に、敬意を表します。
全国各地、北は秋田県や岩手県から、南は大分県からの参加があり、高津市民館大会議室は、あふれるばかりの参加者でした。
円筒分水の不思議な魅力に取り憑かれ2005年から全国各地の円筒分水巡りをされておられる円筒分水研究家・金山明広氏による記念講演を聴きました。
全国の円筒分水がスライドで紹介され、いろんな形状があることに驚きましたし、不思議な魅力に取り憑かれるわけがわかりました。
事例紹介された群馬県高崎市の長野堰用水円筒分水堰には「恐ろしや 地獄の関と思いしが 悟ればここぞ極楽の堰」記した記念碑が紹介されましたが、水争いが絶えなかったことから、築造されてきた歴史がしのばれます。
私が円筒分水に時々会いに行き、癒されるのは、まるいかたちと、満面にたたえられている水、その水が流下するながれの美しさからかな・・と思います。
サミット実行委員長の吉田さんが行う久地円筒分水の事例紹介を楽しみにしていたのですが、同時刻に私の市政報告の企画がされていたので、事例紹介前に会場を後にしなければならなかったのはとても残念でした。
さくらのつぼみが開き初めるころ、そしてさくらの花の満開の美しさと花吹雪となって散る様を、水に映して2重に楽しませてくれる円筒分水にまた会いにいこう!と思います。その春はもうすぐです。