予算議会がはじまっています。周産期救急医療対策として新たに予算化された内容を報告します。これは、昨年の10月30日、私の「このまちで子育て」に掲載した内容が予算化されたものです。共産党の代表質問に対する答弁を要約して掲載します
【質問】助産所嘱託医療機間への補助金の目的と内容は?
答弁要旨)「現在、市内には入所施設を有し、分娩を取り扱う助産所は、8施設ありますが、医療法の定めるところにより、すべての助産所が嘱託医療機間を確保しておりますが、仮に助産所が嘱託医療機間を失った場合には、直ちに新たな嘱託医療機間を委嘱する必要があります。嘱託医療機間への支援については、新規に助産所の嘱託を受けた市内の医療機感を対象にして、助産所との連絡会議や症例検討会等の実施をはじめ、出張指導や担当医師の研修など、連携体制を新たに構築するための経費を支援することにより、助産所の嘱託医療機間の確保と、安心・安全な出産を推進するものです。」
【質問】助産所と嘱託医療機間のマッチングに市がどう関わるのか?
答弁)「新たな嘱託医療機間を確保するにあたりましては、川崎市助産師会からの要請にもとづき、川崎市周産期医療検討委員会において、関係団体と協議してまいりたい」
【質問】安心な出産体制のために、病院・診療所と助産所の連携、助産所の活用について、次期の川崎市地域保健医療計画に盛り込むべきと考えるが?
(答弁)「川崎市地域保健医療計画における助産所の位置づけについては、次期の計画を策定するなかで検討していきたい」
出産する場所として助産所を選んだお母さんたちが、助産所が嘱託医療機関を失った場合にそこでの出産をあきらめなくてはならないと言う問題にぶつかり、市の支援、取り組を訴えて昨年の5月に議会請願されました。「地元で安心安全なお産を求める」請願でした。
健康福祉委員会で主旨採択されましたが、お母さんたちの運動が今回の予算化につながりました。
予算化と同時に、助産所と嘱託医療機関とのマッチングに市が関わることと、市の地域保健医療計画に助産所の活用等について策定するなかで検討が約束され一歩前進です。