甚大な被害が広がる中、様々な救援活動が行われていることが報道されています。私たちのところにもたくさんのご意見や要望がよせられています。先に市長宛に提出した要望書に続き、現時点において新たに発生した課題について、共産党市議団は「第2次要望書」として、22日付けで市長に提出しました。
内容は〈要旨〉
1・福島第1原発への緊急消防援助隊の派遣について、川崎から、10隊32名を派遣するとのことですが、大切な隊員の命を送り出すにはあまりにも危険な状況だと強く懸念しています。幾重にも安全対策を図られ、絶対に生命の危機にあわれないよう、隊員の命を最優先されるよう強く要望します。くれぐれも派遣される隊員の皆様のことを最優先してください。
2・計画停電について、12日夜半に発表され、13日から実施されてきた停電ですが、国内経済はもちろんあらゆる方面で深刻な影響を広げています。
産業界も、総量規制の要請があれば受け入れることを表明していると側聞しています。総量規制を検討し、計画停電を回避すること、やむを得ず実施する場合には、夜間の停電については、交通事故の多発などが報道されていることもあり、中止することを東京電力に申し入れてください。
3・避難所への支援について、19日から、とどろきアリーナを一時避難所として被災地からの避難者の受入れを行っていますが、この間の取り組みを通じて以下について課題があることがわかりましたので、要望します。
① 物資の支援やボランティアの申し入れなど多数よせられていますが、コーディネート機能が発揮てないよう です。川崎市として、ボランティアの受付を行っている社会福祉協議会と協議し、ボランティア活動が効 率よく行われるよう対応をお願いします。
② 東京都では夕食を支給するとのことです。川崎市も東京都のように夕食の提供を検討してください。
③ 市営住宅の入居について、住居の全壊、半壊が条件となっており、福島原発の放射能からの避難者については対象になっていません。しかし、状況によっては長期化することが予想されますので、放射能を避けて非難されているかたにも、対象とされるように条件を緩和してください。