あいにくの雨が朝から降る中、今年も我が町会の自主防災訓練が行われました。東日本大震災のあとだけに、雨にも関わらず、大勢の参加でした。
いつもなら、溝口神社の境内で行われるのですが、今日は、防災部長さんの屋内駐車場をお借りして、高津消防署の方の講話、消火器の使い方、毛布を使っての簡易担架の作り方、三角巾の応急の使い方。高齢者疑似体験、平行して炊き出しも行われ、最後においしい炊き出しの食事をいただいて解散となりました。
私は、高齢者の疑似体験をしました。
おもりの入ったチョッキを着て、右足の膝とくるぶしあたり、右腕の関節におもりの入った布を巻き、耳栓をし、眼鏡をかけて、疑似のスタイル完了です。杖をつき、階段の上がり下りをしてみました。左手に杖,右手でしっかり手すりをつかまないと上り下りできません。足もなかなか前に進まず体全体が重いのです。特におりる時が危ないかんじです。
ペットポトルのお水をコップについでのんでみましたが、肘がまがりづらくおもわず、口をコップにちかづけて飲みました。聞こえづらいし、視界も狭くなり見えづらい。年を重ねるということは、こうなることなんだと、バリアフリーの町,ハードもソフトも高齢者に優しい町でなくてはと思いました。
装着を外したときに身がすっと軽くなったのですが、短時間なのに、どっと疲れてしまいました。貴重な体験をしました。この感覚を忘れないようにしようと思いました。
疑似体験をいろいろなところで、広げ活動されている方が「疑似体験をとおし、高齢者の方の体の動きづらさや気持ちがよくわかる。子どもがおとりよりに思いやりをもてるようになるので、学校でもぜひ取り組んでもらいたい」といわれていました。本当にそうだと思いました。