10月9日、第34回川崎市ろう者のつどいが、労働会館で開かれました。主催は、特定非営利活動法人 川崎市ろう者協会です。ご案内をいただき,今年も参加させていただきました。
つどいの目的に、「・・・・私たち聴力障害者の生活と権利を守り、さらにそれぞれの福祉向上,発展に寄与せんとするものである」とあるように、つどいのスローガンが11項目あり,一つ一つスクリーンに映し出され,その解説も手話でお話しされました。
どの項目も,皆さんの願いがこめられたスローガンです。
当日、「we Love コミュニケーション」情報・コミニュケーションは生きる権利 という冊子をいただきました。
冒頭の、「はじめに」には、「私たち聴覚障害者は、聞こえない、きこえにくいことで、周囲の人たちとコミュニケーションがとりにくく、情報がはいりにくいために、生活のいろいろな場面で不便なことがあります。」と書かれておりました。
特に,大地震等の災害時の情報が届かないということ等,いのちにかかわること、また、地域のおつきあい、学校、職場で、あらゆる場で大きな困難を抱えておられることが書かれていました。
このような困難を軽減するために,国や都道府県・市町村が手話通訳者や要約筆記者等を配置し,社会生活への支援を行っていますがまだまだとても不十分だとおもいます。
川崎市には、聴覚障害者情報文化センターがありますが、聴覚障害者の皆さんのニーズが多様化、複雑化する中で,職員体制の充実が欠かせない状況とお聞きしています。障碍者の皆さんの支援策の充実にがんばらんなくてはと,あらためて思いを強くしたつどいでした。