このまちレポート

高津地区防災訓練に参加しました

2011年11月6日

11月5日、高津小学校において第10回高津地区防災訓練が行われました。
私が、高津小学校についた時は、各町会ごとに集合し、情報伝達が行われていました。9時半から体育館で避難所設置訓練が行われるということで、体育館に行きました。  

各町会からの参加者が、体育館の倉庫から、災害簡易トイレを1基持ち出し、組み立てをしていました。説明書を見ながらの組み立ては、とても大変そうでした。このトイレは平成15年頃のトイレだそうです。参加されている方々から、もっと簡易にできなければいざというとき大変だ。の声もありました。

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そのあと、皆さんは、災害時応急給水タンクまで行き、鍵を開け、中を見てきたとのことでした。水は循環装置があってとてもきれいだったとのことです。鍵の所在については、今後、避難所運営会議を行い、誰が持つかを相談するとのことでした。給水タンクの場所がわかってよかったといわれていました。

そのあと、夜の災害発生を想定し、体育館を暗くし、あらかじめ設置された単3電池2本のライトを全部で10個以上はあったとおもいますが、点灯されました。
少し明るくなった体育館ですが、明かりは、人の心に安心感をもたらします。 

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実際にやってみて、改めて、普段の備えが大切と思います。高津小学校には、備蓄倉庫はなく、いざというとき、西高津中学校から運ば れます。久地小学校、下作延小学校も同様です。各小学校に、備蓄倉庫が必要だと痛感します。特に、震度5以上の時は、保護者が引き取りにくるまで学校で待機ですから、児童生徒の水、食料、トイレなどなど、今のままでは逼迫することは明らかです。6月議会でも取り上げましたが、引き続き取り組まなくてはと思います。

閉会式で、高津区災害本部長の高津区長から、高津区でCIMG1865-2 は他の区に先駆けて「防災ネットワーク」の取り組みをはじめた。区内の公共施設だけではなく民間の例えば洗足学園や、JRや東急電鉄、区内の民間事業者などと連携した取り組みが必要になる。そのネットワークをつくる会議を11月1日に開催した。33団体、56人が集まっての会議になった。東日本大震災では、帰宅困難者が多摩川を渡り、大山街道や府中街道に大勢きた。その対応も久本小学校や高津スポーツセンター等3か所で行ったが、地元住民の避難所が必要な大震災の時は避難体制をどうして行くのか、公共施設だけではなく、民間との連携もとっていく取り組みが必要になる。来年度のはじめには、その計画をつくれるように取り組んでいくという熱のこもった話がされ、皆さん真剣に聞いていました。

いつおこるかしれない大震災の備えは急がなければならないと思います。今日の防災訓練は、いつもと違う企画もされ、改めて、防災を考える貴重な機会になったと思います。