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津田山駅の橋上駅舎化の検討も行うことに

2011年11月27日

11月24日にまちづくり局の交通政策室の鉄道交通対策担当課長より、溝口駅以北の5駅に着いての「南武線アクセス向上等整備事業」について報告があり、津田山駅の取り組み状況についても報告、説明がありました。
2010年2月15日川崎市が発表した「南武線駅アクセス向上方策案」では、津田山駅については「エレベーター付き跨線橋」の早期整備を行うこととなっていましたが、今回の報告は一歩前進です。

以下は津田山駅について、交通政策室の所管事務報告の文章です。

昨年度の取り組み状況

エレベーター付き跨線橋整備に向けた基礎調査として、跨線橋の地上部への設置位置等を含めた配置計画と、これに合わせた敷地の範囲等について検討を行った。

現状と課題

津田山駅は、駅構内のバリアフリー化がなされておらず、JR東日本は、駅構内バリアフリー化の早期実施が必要である。その前に、ホーム下の軟弱地盤対策やホーム改良が必要であるが、東日本大震災で被害を受けた跨線等の復旧対応を最優先に行っており、ホーム改修計画の具体化の時期を検討中である。
また川崎市が整備するエレベーター付き跨線橋の位置は、駅構内バリアフリー化計画との調整が必要である。

本市とJR東日本の共同事業の検討

こうした状況のなか、本市のエレベーター付き跨線橋整備とJR東日本の駅構内バリアフリー化整備等の検討が同じ直になり、個々に整備するのではなく、本市とJR東日本が応分の費用負担による共同事業を行うことで、両者にとって、効果的・効率的な事業とすることが期待されることから橋上駅舎化の検討も行うことについて両者で確認できた。

今年度の取組状況

JR東日本に基本設計委託を行い、施設計画などの検討を開始する。なお、第3期実行計画では、今年度、エレベーター付き跨線橋の基本設計、概略設計を行う予定であったが、上記の理由により、取り組みを見直しした。

今後の進め方

今年度の検討成果をふまえ、来年度、施設計画の利便性・施行条件・橋上駅舎化の共同事業の詳細について、JR東日本と協議調整を行い、合意を目指す。合意を得られた後、概略設計を行い、取り組みを推進する。

以下はこれまでの私の取り組みの経過です

●2003年3月,2期目の政策に「津田山駅を将来橋上駅舎にする」をもりこむ。2006年、07年にエレベーター設置を求め質問する。

●2008年5月に、「津田山駅と周辺をよくする会」の皆さんが「津田山駅エレベーターの早期設置」を求めた署名をJR横浜支社や川崎市長宛に提出するのに同席し、議会でもエレベーターの早期設置を毎年質問を繰り返し求めました。

●JRは当初はバリアフリー新法にもとづき平成22年度末までに整備すると応え、準備していましたが、2010年1月はじめにエレベーター設置の前にホームの大規模改修が必要になったので、設置の完了が平成23年度以降にずれ込むという連絡が入りました。

●「よくする会」のかたがたと2月2日、JR横浜支社に行き、説明を求め、住民が一刻も早くと待っている。早期設置とともに、エレベーター設置が延期されるのであれば、橋上駅舎化の方向性も検討してほしいと要望してきました。

●2月15日、川崎市が「南武線駅アクセス向上方策案」を発表。津田山駅はエレベーター付き跨線橋の整備を行うと発表。(ほかの稲田堤、中之島、宿河原、久地は橋上駅舎)

●2010年10月議会で質問し、早期設置を求め、同時にエレベーター付き跨線橋では跨線橋と駅舎内の跨線橋を2本渡らないとホームに降りられないことから,ほかの駅のように橋上駅舎化の検討をしてほしいと要望しました。

● 2011年3月議会でも早期設置と橋上駅舎化の可能性も検討する様要望しました。今回、市が橋上駅舎化の検討も行うことについてJRと確認できたという報告があり、繰り返し要望してきて良かったと思います。