下の資料のように首都圏・全国で当たり前になっている中学校給食です。川崎市PTA 連絡協議会も市に早期実現を要望し、川崎市議会も2011年3月「中学校給食の早期実現を求める決議」を全会一致で可決しました。これまで、この問題は教育長に質問してきましたが、12月議会では「市長がこのおもいにこたえるべき」と市長に迫りました。
市長は「部活動の時間などの中で、食育として生徒のお弁当作りに取り組んでほしい」「様々な学校教育活動の中で、お弁当つくりを」などと答弁しました。全国的な流れや保護者の願い、市議会決議も無視して給食をやらず、子どもと学校現場に負担を押し付ける姿勢です。
市長は「自分の食事は自分でつくることも食育」「学校給食は家庭で弁当を作らないことを推奨する。公的支援がふさわしいか」などと答弁しました。これには議場にざわめきがおこりました。学校給食法では「学校給食が児童及び生徒の心身の健全な発達に資するものであり、かつ児童及び生徒の食に関する正しい理解と適切な判断を養う」と給食の実施に努める様求めており、市町の姿勢はこれに反します。引き続き実現にとりくんでいきます。
◆関東近県の中学校給食の実施率(公立)
東京都 96,0% 埼玉県 99,5% 千葉県 100%
茨城県 98,7% 栃木県 98,2% 群馬県 98,3%
神奈川県 16,1% 全国平均 81,6%
大都市の川崎市、横浜市が実施しないことが、神奈川県の実施率が低い原因です。