1月21日に子母口富士見台地域で、29日に蟹ヶ谷地域で子母口小学校と東橘中学校の合築問題説明会が開かれました。
いずれも「子母口小学校・東橘中学校の合築計画を考える会」の説明会開催の要請に教育委員会が応えて開催されました。考える会から、議員宛のご案内をいただき2回とも少し遅れて参加しました。
前半、教育委員会からのこの間の経過の説明があり、その後1時間質疑応答があり、2回とも予定時間が足りないほど質疑がされました。
合築では、老朽化の解消はされるけれど、過密解消にはならないのではないか。
国有地の廃止が延期されたから、新しい学校ができないというのはおかしい。仮設校舎ができるのだから、本校舎もできるのではないか。
建築中だけ国有地内を借りるとか、国との交渉を粘り強く行い、力を尽くしてほしい。など国との交渉経過と市の方針転換についての疑問が次々だされました。
避難場所としての小学校の役割を考えても、蟹ヶ谷地域に小学校は必要だ。高齢化が進む中、防災の点から考えても蟹ヶ谷地域に小学校を。
富士見台から仮設校舎まで、小学校の1年生が何分かかるか歩いてみましたか。山坂をあがりおりするのを強いることになるけれどそれでいいのか。という意見もでました。校長先生は1時間かかると言われました。雨の日、雪の日通いきれるのでしょうか。
文科省は適正規模は14学級から24学級といっている。30学級まで許容の範囲だからといってそれでいいとは思えない。児童数からみたグランドの基準からするとどうなのかの質問にいずれも基準を大きく下回っているが都市部ではやむをえないという答えでした。その解消のためにも分離新設する方針だったのではないでしょうか。
小学生と中学生と同じ校舎とグランドを使用するのは教育上大丈夫なのかという質問もでました。その質問には校長先生がいろいろ説明し、大丈夫ということでしたが、メリットばかり言われるが、メリットばかりではないはずだという意見もでました。
その他、合築工事中の2年間の騒音、振動問題、保育園や幼稚園保護者への説明会も必要ではないかなどの意見もでました。
どなたの質問もそのとおりだとおもって聞いていました。
国有地の交渉でも、教育委員会の説明は「国は一部売却はだめだと言っている。」とのことですが、第2期実行計画に、「子母口小学校の過大規模及び学校施設の狭あいを解消するために市営蟹ヶ谷四方峯住宅周辺での学校の新設にむけたとりくみをすすめる」と明記し、2008年関係機関との調整、2009年基本構想、2010年基本計画とまで盛り込んだのですから、盛り込んだ根拠と国との協議内容がどこまでつめていたのか疑問です。