このまちレポート

一緒に学ぶ3つの被災地小中学校

2012年8月7日

視察最後は原発から30キロ圏外の鹿島区鹿島小学校校庭に小高区の被災小学校2校と中学校1校が間借りした仮設校舎です。             

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   小高区には小学校4校と中学校1校があるといいますが、そのうち鹿島小学校校庭にプレハブの仮設校舎を建て、福浦小学校,真野小学校、小高中学校の児童生徒が通学しています。既に夏休みですが、福浦小学校の校長先生や教員の方々が何人かお仕事されていました。

児童生徒のみなさんは、仮設住宅や借上げ住宅から、バスで通学し、10キロ離れた仮設から6時半頃出発して通学しているとのことです。                                                                  

校長先生に中を案内していただきました。
教室は基準の面積を確保してつくられていますが、生徒が少ないので真ん中で仕切って二クラスで使用していました。
廊下には、励ましのことばの寄せ書きが飾られていました。そのことばを読んでいると思わず涙がこぼれます。
壁に掲示されていた全国給食新聞には、被災当初の炊き出し弁当から、徐々に通常の給食に変わっていった状況とともに、子どもたちに笑顔が戻ってきた様子が写真で紹介されていました。栄養士さんの大奮闘や成長盛りの子どもへのおいしくて栄養のある給食へのなみなみならぬ思いを読んで感じました。

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児童生徒さんの心を支え、励ましながらの学校生活の一端のお話を伺いながら原発事故さえなければ子どもたちや教員のみなさんにこんな思いをさせることがなかったのにと改めて怒りを覚えます。