「総合周産期母子医療センター」が3月にオープン
2010年3月8日
新しい命の誕生には、命を宿し出産するお母さん、そして生まれてくる赤ちゃんが無事でなくてはなりません。08年の妊婦の救急搬送で現場滞在時間が30分以上かかった割合は17・2%、政令市中ワースト1位に。新生児集中治療管理室〈NICU〉の増床と周産期母子医療センターの早期設置は待ったなしでした。09年に市立川崎病院にNICUが6床再開され、09年中の同様の割合は12・2%に減少したもののまだ10%台です。今年3月に聖マリアンナ医科大学病院内に待望の総合周産期母子医療センターが開設され、ハイリスク分娩等のうけいれが強化されました。
●妊婦救急搬送のいっそうの迅速化を
これを契機に救急搬送の一層の迅速化をはかるために、札幌市のように、市として助産師等を配置し、毎日NICUや産科ベッドの空き状況、受け入れ体制の有無を日中コーディネーターが把握、夜間コーディネーターに引継ぎ救急に備えるとともに、電話相談も担う「情報オペレーター・電話相談窓口」の設置を求めました。
▲健康福祉局長は神奈川県の「周産期救急医療システム」で行っているとの答弁にとどまりました