このまちで子育て

中学校給食の実現を

2013年6月26日

驚いた市長の答弁~中学校給食に公的支援がふさわしいのか確信もてない』と

給食 [更新済み] 心身の発達、発育が著しい中学生に、栄養バランスのとれた健全な食習慣、食生活は健康な心身を育むために欠かせません。そのために中学校給食は全国8割以上の自治体で行われ、また政令市でやっていないのは川崎と横浜市だけになってしまいました。共産党市議団は毎議会の代表質問で実施を迫ってきましたが、市長、教育長は「家庭からの弁当が基本」の姿勢をとり続けています。川崎市のPTA協議会からも中学校給食を実現してほしいという議会請願がよせられるなど、市民の実現を望む声は強く大きくなっています。

6月議会でも共産党市議団は実施を迫りました

今年3月に実施に踏み切った神戸市や先日視察した相模原市の取組を紹介しながら川崎でも踏み出すべきと代表質問で市長に迫りました。
市長の答弁は「食育の基本は家庭。中学生については自分のお弁当を作るという経験をとうして食に関する興味関心を抱き、食に対する正しい知識や理解力も身に付いていくもの」「学校給食を実施することにより得られる効果や利益が果たして公的支援にふさわしいのか、なじむのか、慎重に判断する必要があり、残念ながら実施した方がよいという確信を持つに至っておりません」でした。

学校給食法にてらして中学校給食に踏み出すべきです

中学校給食を実施した場合の効果について、市長として個人的に確信できるかどうかという問題ではなく、中学校給食は、学校給食法の第4条に「義務教育諸学校の設置者は、当該義務教育諸学校において、学校給食が実施されるように努めなくてはならない」と明記されているのです。法律を遵守する自治体の首長として実施するべきです。

10月の市長選挙で、私達も参加する「民主市政をつくる会」から、立候補表明した君嶋ちか子さんは、中学校給食を実現したいと力強く語っています。今度こそ、栄養バランスのとれた温かい給食を食べている中学生の姿を想像し、夢でなく実現したいと強く思います。