このまちレポート

4月21日平瀬川の水害を想定した訓練が行われました

2010年4月22日

2010年4月22日

07年9月6日、大型台風9号により多摩川の水位が戦後2番目といわれるほど、増水し平瀬川に逆流、平瀬川も警戒水位を1メートルも上回るほど増水し、平瀬川に設置されている水門から流れ込んだ水が溝の口6丁目と久地2丁目地域を襲い床上まで浸水しました。水上ボートなどで懸命な救助活動が行われた記憶もまだあたらしいものです。

21日9時半から、道路・公園事務所による水門の操作、ポンプでの排水訓連があると聞き、出かけました。画像防災 058                画像防災 064

水害の再発防止のために私は07年9月、12月、08年3月議会と連続して質問しました。水門をなぜ占めなかったのか、水門の管理体制はどうなっているのか、排水管に設置されている逆流防止弁も不能だったことなどなどを、住民の方々からお聞きし質問しました。そして、平瀬川の水門より増水する時の水門操作等の危機管理体制を住民と一体となってとることと危機マニュアルを作成すること、被害のあった低地に周辺からの雨水排水を抑制するために地域一体の抜本的な対策を繰り返し求めました。

        2008年中に、実施した対策
・かすみ提の上流部から、低地への水路に雨水が流れ込むのを抑制   するために、円筒分水から分流している農業用水路から、もう1本の雨水管線〔国道246具線をくぐり、二子地内から多摩川へ続く。内径1・5メートル〕に、2本のバイパス管でつなぐ対策がとられました。このことで、かすみ提のゲートと平瀬川の水門の閉鎖が可能になると同時に、円筒分水からの取水も止めることで、低地に集中する雨水の流入 を防げるものです。
IMGP0507
・被害のあった低地への水路に雨水が流れ込むのを抑えるためにグレーチング蓋の改良と、1か所グレーチング側溝を新設。IMGP0435

排水ポンプを2基購入する等の対策が講じられました。

今年の梅雨前に水門操作とポンプの排水訓練が行われたことは、危機管理上必要なことです。消防団の方と、ポンプ操作の業者の方も参加されていました。日頃からの点検と訓練が大切です。住民の方々も見学されていました。