11月11〜12日、我が会派6人で四日市市と名古屋市を視察しました。
11日は、四日市市の幼稚園教育について、がん検診について、公害資料館基本計画について、勉強しました。
四日市市には,公立幼稚園が23園、私立幼稚園が14園あります。
四日市市の公立幼稚園は歴史が古く、明治28年に東海地方で最初の公立幼稚園ができたとのこと。昭和52年までの間に、市のほぼ全域に23園の公立幼稚園ができたとのこと。4,5歳児の保育を実施し,3歳児保育は私立幼稚園がになっているとのことです。
私立幼稚園は、昭和13年に初めて設立され,その後、公立幼稚園の未設置地区を中心に設立され,現在は14園になっているとのことです。
四日市市は公立幼稚園としての役割をしっかり位置づけ存続しています。
地域の子育て支援のために園開放をおこなったり、特別支援のいる幼児の受け入れを行い、そのための人的な配慮や職員研修等公立としての役割を果たしています。また四日市市には外国籍の幼児が多く、日本語指導の必要なお子さんの受け入れを行っている。保育料は月6900円とのことで、経済的に公立幼稚園のニーズもあるので,存続しているとのこと。
かつての川崎も公立幼稚園が,四日市市と同じように、その役割を果たしながら存続していました。しかし、「保育料は私立幼稚園に比較して安いのは不公平。特別支援保育も私立もやっているから大丈夫。公立はベテラン教諭が多いので人件費が高くお金がかかるから」などの理由で、存続を求める保護者、市民の陳情が寄せられたにもかかわらず、廃止してしまいました。
議会でも存続を主張したのは私達の会派だけでした。同じ課題は抱えても,公立としての役割を果たすのか、それとも川崎のように,あれこれ理由を付けて廃止してしまうのか。自治体の姿勢が問われます。