2月4日、高津区下作延にある恵楽園を議員団8名で視察しました。市の施設として,現在指定管理制度により川崎聖風福祉会が管理運営を行っています。中を視察させていただくのは初めてです。施設長と支援員の責任者の方からお話を伺いました。
養護老人ホームは特別養護老人ホームと異なり,老人福祉法により成り立つ施設です。
入所条件は①原則65歳以上 ②環境上の理由(住環境が劣悪。入院加療を要する状態ではないが、軽度の精神障害等の問題があり、養護者がいない。家族又は同居者との同居継続が困難な場合)③経済的理由(生活保護受給者,市県民税の所得割が課税されていない。)で基本的には自分の身の回りの事ができる方ですが、高齢が進む中では介護が必要な方もおられるとの事です。軽度の精神障害や認知症を発症されるかたもおられるけれど、安心して生活していただくよう生活支援を行っているとのことです。
ボランティアの協力をいただき書道,華道、囲碁将棋などのクラブ活動もあり、すばらしい絵画や書道も展示されていました。レクレーションや散歩等も日課にとりいれているとのことですが、自由参加で,中には買い物や外出もされるかたもおられるとのことです。介護が必要な方は,ケアマネージャーと相談の上、1階に併設されているデイサービスセンターに通うこともできるし、外部の施設に通所もできるとのことです。
施設長さんに案内していただきました。築20年ということで、必要な補修を行っているとの事ですが,中はお掃除もゆきとどき清潔な感じがしました。
区役所保健福祉センターの高齢者支援課が窓口になり,入所条件に該当する方でご本人が見学のうえ、施設との話し合いの上で市が入所措置します。
様々な要因で家庭での生活が困難な高齢者の方々も増えている中,老人福祉法による措置による高齢者支援施設の役割は大変重要だと思いました