議会活動報告

溝口交差点の安全対策と渋滞緩和策について(予算審査特別委員会)

2014年3月12日

DSC05342東日本大震災から3年目の3月11日、2時46分、議会で黙祷をしたあと再開された予算審査特別委員会で質問に立ちました。テーマは

①障害者相談支援事業と地域活動支援センターについて

②保育所待機児童の解消と子ども子育て新制度

③介護保険事業(高津区内の特養ホーム増設、人材確保事業)

④溝口交差点の安全対策と渋滞緩和策

⑤溝口南口広場整備について です。

CIMG2576今日は,溝口交差点の安全対策と市が新たに打ち出した緊急渋滞対策についての報告です。国道246号線と府中街道の交差する溝口交差点は人身事故が多い交差点で,尊い人命が失われています。横断歩道の曲がった部分を直線にして見通しよくする手だてはとられましたが、最近、夜間の歩行者のために照明をつけてほしい、歩車分離をしてほしいとの要望がありました。同時に,この2月、川崎市は緊急渋滞対策を実施する箇所のひとつに溝口交差点をあげました。歩行者の安全確保と車の渋滞緩和を整合性のある対策をとることについて質問しました。

交通安全を管轄する市民子ども局長に対し

① 過去5年間の人身事故件数について質問しました。

*局長は「H21年が8件、H22年が9件、H23年が11件、H24年が12件、H25年が7件発生し、そのうち死亡事故で3人のかたがお亡くなりになっている」と答えました。

② このように人身事故が多く発生している溝口交差点を国土交通省と神奈川県警はどのように位置づけているのかを質問しました。

*局長は「県内の道路管理者、交通管理者、交通関係団体、学識者で構成する「神奈川県安全性向上委員会」によって策定された事故危険区間重点解消作戦『事故ゼロプラン』の中で、H24年に事故危険区間に指定されている」と答え、さらに「事故危険区間に指定された交差点には地域住民への注意喚起や事故要因に即した対策を重点的・集中的に講じることにより,効率的効果的な事故対策を推進するとともに,完了後はその効果を計測、評価し、マネジメントサイクルにより逐次改善を図ることとされている」と答えました。

③ 地元の住民はH24年の悲しい死亡事故発生の後に、高津警察署と高津区役所に安全対策を要請しに行った。私も区役所に同行しました。また,最近,夜間の歩行者のために,オーバーパスする国道246号線の下の金網部分に照明をつけてほしいとの要望がある。すでに改良した点と,今後の安全対策について質問しました。

*局長は「交通管理者と道路管理者が連携して点検し,見通しが悪いことが要因と考えられる追突・巻き込み事故が多く発生していることからH25年4月に斜めの横断歩道を直線にする改良を実施した。

また、夜間における交差点内を見やすくするため、照明装置を増設する方向で検討を進める等、さらなる安全確保に向け,取組んで行くと伺っている」と答えました。私は,早急に照明装置を増設するよう要望してほしいと求めました。

次に溝口交差点の緊急渋滞対策を行うと発表した建設緑政局長に対し

渋滞の原因はなにか。また、国土交通省と神奈川県警から事故危険区間と指定されているが、渋滞対策と歩行者、自転車に乗った人の安全対策をどのような方策で整合性をはかるのかの見解と対応について、住民からの歩車分離の要望と渋滞対策を整合した何らかの方策がとれないのかを質問しました。

* 局長は「渋滞の原因は、府中街道から東京方面へ向かう左折車両が,横断歩道を通行する歩行者と自転車の安全確保のために,一時停止し,円滑な通行が妨げられていること等によるものと考えている。一方、溝口交差点は歩行者や自転車が車両に巻き込まれる重大な事故が発生していることから,交通安全対策も重要な課題である。このような状況を踏まえ,歩行者や自転車の交通量など詳細なデータも検証しながら,交差点の管理者である国土交通省や交通管理者等の関係機関と連携を図り、安全確保と渋滞緩和に向けた対策について,検討を進める」と答えました。

私は,渋滞の原因に対して住民は同じ認識を持っている。また住民のみなさんは、左折車両の通行時間を確保できる歩車分離は渋滞緩和と歩行者安全に有効ではないかとも言っておられる。是非、関係機関と連携を図り安全確保と渋滞緩和に向けた検討を行うということなので検討をよろしくお願いしますと要望しました。 引き続き,何時頃までに対策をとるのかも含めとりくんでいきます。