昨年10月の市長選挙で福田市長は「小児医療費を小学校6年生まで無料に。すぐ議会に提案します」と選挙公約や新聞社アンケートに掲げていたにもかかわらず、新年度予算案では「拡充の範囲と実施時期等の検討を進める」として準備費650万円のみで拡充予算を盛り込みませんでした。
私達は、代表質問で新年度予算に盛り込むべきと強く求めましたが、
市長は「公約に掲げた小6までの拡充を、出来るだけ早期に実現することをめざし、H27年度以降の拡充に向けた準備を進める」の答弁にとどまりました。政令市や神奈川県下をみても以下のように拡充する自治体が広がり、川崎ができないわけはありません。問題は予算の使い方です。
(政令市比較)
中学3年までがさいたま市、静岡市、浜松市、名古屋市、大阪市、堺市、神戸市に新年度、千葉市が加わり全部で8市。そのうち6市が所得制限なしです。
小学卒業までが京都市。
小学3年までが仙台市、相模原市、新潟市、熊本市。
小1までが川崎市と横浜市。
就学前までが札幌市、岡山市、広島市、北九州市、福岡市です。
(神奈川県下) あらたに大和市が中3年まで拡充
7自治体が対象広げる 横浜、川崎 小1のまま据え置き
中3まで実施は、厚木市、大和市、海老名市、中井町、松田町、山北町、箱根町、舞鶴町、清川村の9自治体です。
小6までが平塚市、鎌倉市、藤沢市、小田原市、綾瀬市、葉山町、大磯町、二宮町、大井町、愛川町,寒川町(8月から)、座間市(10月から)の12自治体
小4までが三浦市、秦野市、
小3までが横須賀市、相模原市、伊勢原市、南足柄市,逗子市(7月から)
小2までが茅ヶ崎市
小1までが横浜市、川崎市。
就学前までが開成町、湯河原町です。
多摩川を渡ると中3までなのになぜ川崎はいつまでも遅れているのとずっと言われ続けてきました。市長は「小6まで今すぐに議会に提案する」と言って当選したのですから、私達は具体案を遅くても2014年度中に議会に提案し、さらに中学3年生までの拡大を検討することを求めていきます。