日本国憲法が施行されてから67年目の今日5月3日、高津ピースパレード実行委員会の呼びかけで久本薬医門公園において、集会を行い、その後溝口繁華街をパレードしました。今年はとりわけ憲法9条に危機がせまるなかのピースパレードです。
安倍内閣による「集団的自衛権」の行使容認など、憲法9条をふみにじり、日本を海外で戦争する国に変える企てに対して、広範な人々から「憲法を守れ」「立憲主義を守れ」という声がまきおこっています。
一言スピーチにたった若いお母さんは、戦争は絶対にだめ。戦争のない国を大切な子どもたちに残すために力を合わせたいと発言されました。ギター漫談のペロ中島さんの歌った「乾杯」の替え歌は最高によかったです。「あれから何年経っただろうか」「あの時がんばればよかった」・・の歌詞に本当にそーだと思いました。
集団的自衛権の行使を容認するとは日本に対する武力攻撃がないのに、アメリカと一緒に武力の行使をすることです。かつて米国によるイラク侵略戦争において,日本が自衛隊を派兵した際、「戦闘地域には行かない」「武力行使はしない」の歯止めがかけられたのが、集団的自衛権の行使を容認するとなればこの歯止めが外されることになってしまいます。若者を海外の戦場に送り、「殺し、殺される」国となる。このような憲法9条に蹂躙する事を、憲法の解釈を変更して行うなどは断じて許されるものではありません。
安倍内閣は「必要最小限の行使に限定する」と言っていますが歴代内閣が「憲法9条があるからできない」としてきた集団的自衛権の行使を一旦容認してしまえば、ときの政権の判断によって、規模も範囲も際限なく広がることになってしまいます。
世論調査で憲法9条を「変えない方がよい」という意見は「朝日」では昨年の52%から今年は64%に。「東京」では58%から62%に増えました。自民党の元幹部,改憲派の憲法学者、歴代の内閣法制局長官、内閣官房で自衛隊の海外派兵に直接携わっていた元担当者など、広範な人々からも立憲主義を守れ,解釈改憲反対の声が起っています。
昨晩の報道ステーションでも「憲法9条」の解釈を変えてしまう事は、主権在民、基本的人権をも奪う事になるという解説者の説明にその通りと思いました。憲法を守り活かしていくたたかいは今!です。