6月6日、高津区の久末の方々が市長宛に『高津区内及び市営久末大谷住宅跡地に特別養護老人ホーム整備の要望書』を提出しました。むねた裕之さんと一緒に同席しました。
参加された公営住宅にお住まいの方は、「介護が必要になった時を考えると不安がつのる。」「単身高齢者や老老世帯が多くなり、また坂道や階段が多い地域でここでの在宅での介護生活は困難です」ボランティアであちこちの特養ホームに行かれている方は、「区内のある特養は待機者が6百人もいる状態と聞く」「高津区は本当に少ない」「使っていない市の土地があるのだから是非つくってほしい」等が語られました。
要望書には、皆さんの強い願いがこめられています。
特養ホームは、入所施設であると同時に、地域で生活する方々のデイサービスやショートステイなどもになう在宅介護を支える施設でもあります。
しかし、高津区の整備数は全行政区の中で突出して少ない状況が15年間も続いています。6月1日現在の各区別の要介護者数に対するベッドの整備率は麻生区19,4%に比べ高津区はわずか6,7%です。現在50カ所あるうち高津区には4カ所のみです。
その高津区のなかでも久末地域の高齢化が進んでいます。全市の高齢化率が18,4%に比べ久末地域は23,6%と高く、特に久末内の市営住宅は8カ所ありますが、8カ所の平均高齢化率は44,34%にのぼっており、驚く程高齢化が進んでいます。
特養ホームの建設には土地の確保が課題ですが、久末には貴重な公有地・市営久末大谷住宅跡地があるのですから、是非ここを活用して整備してほしいものです。
市の担当者は、「高津区の少ないのは承知していて、高津区の整備を進めなくてはならないと考えている。大谷住宅跡地については段差と道路幅等の課題があり、検討中」と答えました。
この問題は、私も先の3月議会で質問し,健康福祉局長が「高津区の整備が少ないのは認識しているので、第6期計画(H27,28,29年度)を策定する中で検討する」と約束されています。私は、この場所の段差があるという課題もクリアする事が出来ると思います。
是非、貴重な公有地を活用して、特養ホームの整備を!
高津区内の整備を早く具体化するよう、引き続きとりくみます。