交通事故等によって、脳外傷,脳卒中などにより,高次能機能障害を発症してしまった当事者を抱える家族のみなさんと懇談しました。高次脳機能障害は、記憶障害、注意障害、遂行機能障害、社会的行動障害などの症状が現れるとの事ですが、近年、脳外傷に起因する後遺障害として広く認識されるようになってきましたが、具体的な支援策はまだまだこれからだと思います。
川崎市では5600人と想定される高次能機能障害児者の皆さんを対象にして「北部リハビリセンター、レインボウかわさき、高津区二子に開設された高次脳機能障害地域活動支援センター」などを中心に支援施策が進められていますが中部、南部にも対応できる支援施策・施設を展開してほしいという要望が冒頭ありました。
これについては、日進町福祉センターの跡地を活用した基本計画の中に,(仮称)総合リハビリテーションセンターを設置し、その中に、高次脳機能障害の支援として相談支援事業を行う旨の案が示されています。相談支援とともに、地域活動支援センターを整備する方向で検討するよう求めていきたいと思います。
脳外科、リハビリテーション科が設置されている市立の病院において、及び市内の大学病院と連携し、交通事故による脳血管障害,低酸素脳症など急性期の治療、医学的リハビリテーションを受けられる体制を整えてください。
啓発活動を勧めるために講習会を計画的、継続的に開いてほしいという要望も切実だと思います。
来年度からの第4次ノーマライゼーションプラン作成にあたって、具体化が求められます