はじめの一歩

年金積立金の株への投資を拡大するなんてとんでもない 「安心の資産」を投機で壊すな

2014年9月11日

安倍政権が公的年金積立金の株投資の拡大に向けた検討を加速しているという報道を読んで「とんでもない!」と思いました。

年金積立金は、国民が毎月コツコツ支払う保険料が元手です。国が大切に管理し、高齢者の生活を安定させるために使われるべき貴重な財産です。

変動が著しい株式市場で運用を拡大する事は、積立金を大きなリスクにさらすものであり、「安全運用」の原則からの重大な逸脱です。

厚生年金と国民年金の積立金は合わせて約130兆円にのぼるんだそうです。

厚生労働省が所管する「年金積立金管理運用独立行政法人」が管理運用していますが、積立金の6割は乱高下の少ない国内国債で運用し、国内株式は12%を基本に抑えているそうです。それを改造内閣で厚労大臣に入閣した塩崎大臣は「ベンチャー投資が危ないというのは既成概念」といってリスクの高い危険な株式運用を拡大しようというのです。

運用見直しは、安倍政権の「成長戦略」の柱です。

巨額の積立金がありながら、年金を削減する一方で消費税10%を押し付けるため、株式運用で株価をつり上げ“好景気”を演出するねらいです。これってとんでもないと思います。

公的年金の財政を安定させ,将来の給付を保障する最大の鍵は、労働者の雇用安定と大幅な賃上げ,中小企業や農家の経営の安定です。出産と子育てをしやすい社会・経済環境づくりを行い少子化の克服を急ぐ事です。

社会保障19年金の安心のための財産まで「投機の元手」としかみない安倍政権の政策は、国民の暮らしをますます危うくするだけではないでしょうか。安倍政権は年金積立金の株運用の拡大を直ちに止めるべきです。