5月1日は働くものの祭典、今年のメーデーはさわやかな五月晴れにめぐまれました。
富士見公園の会場にはたくさんのプラカードが掲げられ、集会のあと、市役所前道り、から銀柳街商店街をとおり約1時間の行進でした。
今、深刻な雇用破壊が進んでいます。正規社員を派遣労働におきかえ、使い捨て労働を蔓延させてきた労働者派遣法を抜本改正させることがまったなしに求められています。
ところが、財界は「雇用機会の減少につながる」と強く抵抗しています。この圧力に負けてしまうのか― はねかえし抜本改正させるのか― 今政党に問われています。
製造業で原則容認 実施は3~5年先 政府案には大穴が
民主党政権は「製造業派遣を禁止する」といいますが、短期雇用のくりかえしが1年を超える見込みの「常用型派遣」なら、正規雇用でなくてもいいという“抜け穴”つきです。これでは「禁止」どころか「原則容認」です。
さらに「専門26業務」を例外にするという“抜け穴”も。パソコン入力などのデスクワークまで「専門業務」としているのですから、大部分の派遣労働をそのままにする「名ばかり改正案」です。
労働者派遣法の抜本改正で「派遣切り」の根絶を=日本共産党
すべての労働者の連帯で大幅賃上げを
『人間らしく働く雇用のルールをつくる』ことは切実な要求です。『正社員が当たり前の社会』をめざし、今国会で審議されている労働者派遣法を抜本改正させる共同の輪を大きく広げることが求められます。
● 「使い捨て」雇用が深刻な製造業派遣は、きっぱり禁止にする
● 「専門26業務」をみなおし、「専門」を口実に派遣を拡大する「抜け 穴」にさせない
○ だれでも時給千円以上とする最低賃金のひきあげを
○ 公契約法・条例を制定させよう
○ 男女の賃金格差をなくせ
○ 長時間労働・「サービス残業」をなくせ
○ 大企業優遇税制や派遣雇用でためこんだ大企業の内部留を、 雇 用・くらしにまわせ
〈会場で見かけたプラカードに願いをこめて〉