議会活動報告

「戦争法案」に対する福田市長の見解を問う (代表質問−1)

2015年6月27日

6月25日、共産党の代表質問で戦争法案に対する福田市長の見解

憲法9条1項は、戦争の放棄を、2項は戦力の不保持と交戦権の否認を定めることで、わが国は徹底した恒久平和主義を基本原理としています。そのため憲法9条のもとでは“集団的自衛権”と“海外での武力行使”は認められないというのが、半世紀にわたる歴代政府の解釈でした。今回提出されている法案はこの憲法解釈を180度覆し集団的自衛権行使と武力行使を可能にする,まさに9条を根底から破壊する内容です。

福田市長に3点質問です

① 自治体は他国の戦争であっても港湾、飛行場、道路などについての協力を義務つけられ、自衛隊、他国の軍隊の利用が優先され、放送、通信電力、交通機関も協力を義務つけられることです。憲法遵守義務がある市長として、また市民の生命、財産を守るべき市長として政府に撤回を求めるべきと考えるが見解を伺う。

② 世論調査では『十分に説明しているとは思えない』が81,4%、『廃案にすべき』『時間をかけて審議すべき』が82%に上る。今国会での成立を見送るよう国への働きかけをすべきと思うが見解を伺う。

③ 従来の「集団的自衛権の行使は憲法違反」という政府解釈を1内閣の判断で覆し、国会提出の前に米国議会で『夏までに成立させる』と明言した事は、国民主権と立憲主義を否定するものですが、市長の見解を伺う。

市長答弁は

「この法案は、国家の最も重要な問題であるので、国会の審議の中で幅広くそして国民に分かりやすい議論がなされる必要があると考えております」という短い答弁でした。

【追加】川崎市議会では「法案の策定の中止を求める意見書を国に提出してください」という陳情を否決!

26日の市民委員会で、上記の陳情の審査が行なわれました。共産党の佐野議員と大庭議員がこの法案が憲法違反である事等を指摘し、国への意見書を出しましょうと主張しました。他は発言がほとんどなしのまま採決に。最初は継続5人対不採択5人で同数になり、2回目の採決で賛成は共産党の佐野、大庭両議員だけで、「民主みらい」は不採択にまわり、結局否決されました。【民主みらい】は民主党が国会では頑張って廃案を主張しているのになぜ?!

私は市民委員会の所属でないので、今日大庭議員から聞いて書きましたので、詳しくは大庭議員が書くと思いますのでそちらをみてください。