議会活動報告

中部小児急病センターの深夜帯の救急受入の検討を! 決算審査分科会(健康福祉局)で質問しましたーその2

2015年9月28日

25日、決算審査分科会で小児急病センターについて質門しました。

質問1:石田; 南部、北部、中部の小児急病センターの準

夜帯の救急患者の受入れは?

5款7項6目、救急医療事業のうち小児急病センターについてです。

2014年度3カ所の小児急病センターの事業費は4014万5千円です。

中部小児急病センターが2013年4月に開設されました。

開設時間は、毎日18時半から23時までの準夜帯です。

2014年度中の中部小児急病センターの受診者数及び受診者割合につい

て伺います。また南部小児急病センター及び北部小児急病センターの準

夜帯についても伺います。また、開設から2年半経過しましたが、川崎

市としての見解を伺います。

●答弁:小児急病センターのご質問でございますが、

平成26年度の中部小児急病センターの準夜帯の受診者数は5,484人、3カ所 の小児急病センターの受診者数に占める中部小児急病センターの受診者割合は35%です。また、南部小児急病センターの準夜帯の受診者数は5,904人、受診者割合は37%、北部小児急病センターの受診者数は4,469人、受診者割合は28%です。

平成26年度の南部、北部両センターの準夜帯の受診者数は、中部小児急病センター開設前の平成24年度と比較いたしますと、南部で約17,7%、北部で約14,6%減少しております事から、中部小児急病センターの開設が、南部、北部両センターの混雑緩和に寄与しているものと考えております。

質問2:石田; 中原、高津両区の深夜帯の救急患者の受入

れは?

南部小児急病センターは17時から翌朝8時半まで、北部小児急病センターは18時半から翌朝5時半までです。両急病センターにおける中原、高津区内の深夜帯の小児の救急患者の受入れ状況を伺います。

また、関連して市立多摩病院の小児救急患者の受入れ状況を伺います。

答弁:小児救急患者の受入れ状況についてのご質問でございますが、

はじめに、平成26年度の南部小児急病センターの深夜帯における中原区の受診者数は445人、高津区の受診者数は73人でございます。

次に北部小児急病センターにおける中原区の受診者数は51人、高津区の受診者数は183人でございます。次に、市立多摩病院救急災害医療センターにおける小児の受診者数は2,779人でございます。

○質問3:石田; 人口急増の中部センターの深夜帯の開設の検討を

中原区の深夜帯の救急患者数は496人,高津区は256人が南部と北部の小児急病センターに受診していることがわかりました。

中原区と高津区、特に中原区は開発により人口が急増しています。0歳から14歳までの年少人口は、開設する前の2012年10月時より2年間で1311人と他区と比べ突出して増加しています。今後も増え続ける事は明白です。中部小児急病センターの深夜帯の開設を検討すべきですが伺います。

●答弁*:中部小児急病センターについてのご質問でございますが、

日本医科大学武蔵小杉病院においては、全国的に小児科医師の確保が難しいなかで、小児病院群輪番制の2次救急当番病院をにない、さらに北部小児急病センターに対して、深夜帯の当番医師を派遣する等、本市の小児救急医療体制において、これまでも大きな役割を果たしていただいているほか、第3次救急医療機関として、深夜帯においては年齢にかかわらず、重篤患者を包括的にうけいれていただいております。

こうした状況の中で、中部小児急病センターの開設に際し、同病院と深夜帯までの開設についても協議いたしましたが、配置医師数等を考慮した結果、小児科医師に過大な負荷をかけ疲弊を招くことになるため、準夜帯のみ開設となったものでございまして、これらを勘案いたしますと、まずは,この体制の維持継続が図られる事が、何よりも重要であると認識しているところでございます。

○意見要望:石田

日医大小杉病院においては、輪番制の2次救急の当番病院として、また、北部小児急病センターの深夜帯の当番医師を派遣、第3次救急医療機関として年齢に関わらず重篤患者をうけいれていただいているとのことです。

小児科医師の配置から過大な負荷をおかけする事は、避けなければならない事は当然です。しかし中原区と高津区の深夜帯の開設を望む声があるなか、小児科医の確保は大変なことも分かりますが、委託費を増やすこと、あるいは今後の方向性としては、川崎市医師会の新しい会館と新中原休日急患診療所の合築で,2017年6月供用開始の計画と併せて方策を検討することができないか,是非検討を求めておきます。