川崎市は久末大谷市営住宅跡地に、特別養護老人ホームの整備を決定しました。定員100人程度、ショートステイと地域交流スペースを必須とし、2017年度着工、2019年度開所予定です。住民の方々と取組み始めて5年半、本当によかった!です。
高津区の特養ホームは、全行政区のなかで突出して少ない状況が10年余続き、2011年当時、全市37カ所・定員2,964人のうち、3カ所・214人のみでした。特養ホームは、ショートステイやデイサービス等在宅介護を支える施設でもあり、区の不公平はなくすべきと2011年に質問、健康福祉局長は、今後は一定のバランスを考慮して整備すると答弁しました。
大谷市営住宅跡地に整備をと住民の皆さん要望書提出
その後、住民の方々から提案を受け、貴重な市有地である久末大谷市営住宅跡地に整備をと具体的に質問(2013年)しました。局長は、段差があるので活用の可能性を検討すると答弁しました。2014年には、久末の住民の皆さんが市長宛に要望書を提出しました。私と宗田さんも同席しました。
その後も質問を繰り返し(2011年から計9回)ました。局長は造成の課題について関係局と検討しているとの答弁を繰り返しつつ、まずは民有地に2017年度の開設めざし整備すると答え、現在、久末地内に民間事業者が122床の特養ホームを建設中です。
完成しても、全市55カ所・定員4,648人のうち、高津区は5カ所・440人でなお最も少ない状態は変わらないと主張し、2015年にも久末大谷市営住宅跡地に整備をと2回質問しました。宗田議員も今年6月議会で質問しました。
現在、行政は周辺の町会等へ説明を始めているとのことです。
住民の皆さんの要望に背中を押され、あきらめないでよかったです。