東京・夢の島を出発し全国をいくつものコースに分かれ、8月の広島・長崎の原水爆禁止世界大会まで歩きつなぐ平和大行進が始まっています。5月9日午前9時に高津区役所に集まり、集会が開かれたあと、東高根森林公園まで歩き、宮前区からの行進と合流しました。
被爆者の方や広島まで、あるいは神奈川県内の通し行進をする方がた、高津区内でよせられた核兵器廃絶の膨大な署名をもって、ニューヨークの核不拡散条約再検討会議に参加してきた方がたを含め、大勢のみなさんが参加しました。 私は高津内の行進の総指揮者として「草の根のこうした活動が世論をつくり世界をも動かす力だと思います」と挨拶しました。平和都市宣言をしている川崎市として今年も高津区長さんが挨拶されました。
子ども達に核のない平和な世界と日本を残しましょうと車からの呼びかけに、沿道で手を振ってくれる人やマンションの窓から顔をだしてくれる人達がたくさんいました。森林公園まで元気に行進しました。
ニューヨークで開かれたNPT再検討会議に参加された方がたは「抑止力ではなく平和憲法で日本を守りたい」「核兵器廃絶を生きている間に実現したい」と発言し、被爆者としてこれが最後の参加になるだろうとNPT再検討会議に参加した谷口さんは、少年の時に被爆し背中に大やけどをした自分の写真をかかげ「核廃絶を見届けねば死ねない」と演説されたという記事を新聞で読みました。
日本共産党の志位委員長はこの会議に参加するため初めて訪米し、再検討会議議長、国連代表や会議に参加した各国の代表、アメリカの下院議員、国務省の日本部長らと旺盛に会談し、核廃絶のための国際交渉を開始することの要請を行い、米国政府に対し、普天間基地は日本のどこにも受け入れる場所はない、無条件撤去しか解決の道はないと主張しました。