11月4日、福田市長に2017年度の共産党市議団の予算要望書を提出し、懇談しました。
要望書を提出したあと、市古団長から次の4点のテーマについて話し、市長の見解をお聞きしました。
子どもの居場所づくりについて、
私たちは子ども文化センターの視察をしてきたが、乳幼児から高校生までさまざまな取組みを頑張っておられるのを実感したが、昨今、こどもの居場所つくりの重要性が増している。子ども文化センターには、かつて学童保育をしてきた部屋には流しもあるし、学習室もあるので、職員のスキルアップを行ないながら、学習支援や子ども食堂含めて、改めて子どもの居場所としての位置づけを行ない、充実することについて話しました。
市長からは、今、老人憩いの家との合築の子ども文化センターでモデル事業をしているので検証し、本格実施をしていきたい。こども文化センターは川崎市の財産であると考えている。こどもから高齢者、障害者など、世代が地域でまじわって支える取り組みが必要と考えているとの意見が述べられました。
武蔵小杉駅の大混雑について
横須賀線も南武線も非常に危険な実態であり、是非ホームドアの設置とラッシュ時の人員を増やしてほしいと考えている。先日JR東日本横浜支社に要望してきたが、ホームドアの設置については、面的整備を進めているので、まずは山手線、東海道線の順番になるが小杉の状況は特殊という認識は持っている、という話だった。改めて市長としてホームドアの設置を要望していただきたいと話しました。
市長から、同じ認識です。危機的なことはJRに伝えている。南武線の中でも、小杉は異常であり、事故が起きてからでは遅いので引続き要請していきます。と述べられました。
震災対策について
議員団として熊本県を視察してきましたが、2000年以降の新耐震基準でたてられた家も倒壊していたので、新耐震でも耐震補強の実施が必要と考える。
また罹災証明書の発行については、他都市からの応援を頂いたが大幅に遅れた。事前の取組として罹災証明書の発行についての訓練の重要性を伺ってきたが事前の訓練について是非、川崎でも取組んでほしい。熊本では給食センターが被災して給食再開はまだ相当係るといわれた。川崎では給食センターが新築なので倒壊は起きないことを望むが、震災時に炊き出し施設として担っていただきたい。そのための協定を結んでいただきたいと話しました。
市長から、新耐震については優先順位的には旧耐震への対策を先にやっていく必要がある。また、沿道対策が必要と考えている。給食センターについては、災害時に調理したものをどうやって届けるのかの課題がある。罹災証明については、今政令市の間で出来うる限り統一していこうと話合いが始まっている。政令市の市長会で熊本市長の報告を受けさまざまな検討を行なった。備蓄物資についても各政令市が持っている物資の情報を出し合い融通し合うこと等を提起した。また他都市から支援を受けたときに、どれだけコーディネート出来るかが大切と考えていると述べられました。
認可保育園の増設について
こどもの人口増が著しい中、保護者から悲鳴が上がっている。認可保育園の増設計画を早急に引き上げ、増設に取り組んでいただきたいと話しました。
市長の日程で、約15分ということで、要点をしぼって懇談を行ないましたが、市長から1つ1つ丁寧にこたえていただきました。
予算要望書は、各区の要望も含め181ページに及ぶものです。市民の皆さんの要望が詰まったものです。新年度の予算に生かされる事を願うとともに、要求実現できるように引続きがんばります。